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第817話 R18
ドサッ!
ベットにミキを横たわらせ、俺はベット脇で自分の服に手を掛けた。
もう、待てない!
服を脱がすのも楽しみの1つだが……今日はそこまでの余裕が無かった。
早く、ミキを抱きたい!
逸る気持ちで手早く服を脱ぐ俺を見て、ミキもベットの上で服を脱ぎ始めベット下に脱ぎ捨てた。
ミキも同じ気持ちなんだ!
そう思うと嬉しくって仕方ない。
いつもの俺なら ‘服を脱がすのも俺の楽しみなんだから、それを奪うなよ’ とか言い、ゆっくりと服を脱がし雰囲気を高めるんだが……今日はその余裕も無い!
真っ裸になった俺はベットで待ってる裸のミキに覆い被さり顔を見合わせた。
「愛してる! プロポーズ受け入れてくれて、ありがとう! これから2人で幸せになろうな」
「うん! これからも宜しくお願いします」
「そこは言う事が違うだろ?愛してる!だろ?」
「あっ! そうだね……雰囲気壊しちゃった?ごめん!……言われたからじゃなく、俺の本当の気持ちです。愛してます! 俺が…伊織さんを幸せにします!」
ミキの言葉に俺は目を丸くした。
意外な言葉だった。
‘俺が…伊織さんを幸せにします’……俺の方がミキを幸せにするつもりだったが……やはりミキも男なんだな。
幸せにします!……か、それも良いな!
「それじゃ、幸せにして貰おうかな。ずっと側に居てくれ! それが俺の願いだ!」
「それだけ?クスクスクス……あまり今までと変わらないけど。そんな事で良ければお安いご用です! もっと要望は無いの?」
「それが一番大切な事だ! ミキが居なければ何も始まらない‼︎ ミキの存在自体が大事なんだ」
「俺も同じ事考えてました。伊織さんが居ての俺です! その気持ちは、何年経っても忘れないようにしていきます」
「お互いがお互いを必要とする相手に出会えた! それがどんなに大事な事か。俺はラッキーだった!
そう言う相手に出会えた事に」
「俺もです。俺は今のままでも充分に幸せだった
でも、伊織さんがきちんとしたい!ってプロポーズしてくれて、それも付き合った当初から考えてくれてたなんて……ずっと気付かずに居て……そこまで考えてくれてた……ありがと」
「当たり前だろ?一生一緒に居ようと思った相手だ! 何も考えないわけないだろう。ミキの気持ちが俺に追いつくまで待ってた。今は口約束と言うか.気持ちの上と言うだけだが、それでも何もしないよりは良いと思った。これから宜しくな。俺、強引な所もあるし金使いも荒いし家だとぐーたらしてるし……ミキに関する事になると冷静では居られなくなって……落ち込んだりこのまま別れてしまうんじゃないか?って恐怖心で…情けない姿を晒してしまう。いつも強気な俺だが、ミキの事になるとおかしくなる……そんな自分が自分でも情けなくなる。好きで.好きで…そんな相手が今まで居なかった…だから何をどうすれば良いか冷静な判断が出来ない弱気になってしまう。それ程…俺にとってはミキは無くてはならない人で大切なんだ‼︎ ごめんな、こんな俺でも一生一緒に居てくれるか?」
ミキはふわりと俺が好きな笑顔を見せた。
「一生一緒に居ます! それに家でぐーたらしてるとか言うけど、それはリラックス出来てるって事でしょ?強引な所は、俺が優柔不断だから助かるし金使いが荒いのは俺がケチだから…まあ、お金の事に関しては、俺が少しずつ変えていきますから。伊織さんだけじゃなく俺だって沢山ダメな所あります。平日の家事も手を抜いてるし優柔不断で流されやすいし……直ぐに内に秘めてしまうし…。それに伊織さんだけじゃなく、俺も伊織さんの事になると居ても立っても居られないくらい動揺するし何か有れば内に秘めて悪い方に考えちゃう。それで逃げ出しちゃう……伊織さんはいつも俺と向き合ってくれる。俺は伊織さんと出会えた事に感謝してます。外では、完璧な伊織さんの情けない所も弱気な所も俺だから見せてくれるんでしょ?それはそれで、ある意味嬉しいです」
「ありがと。そう言ってくれて。理解ある奥さんで俺も嬉しいよ」
深刻な話しだったが、俺は照れもあって茶化した
「頑張り過ぎな旦那様だからね」
「頑張るのは、これからだけどな。今日は覚悟してくれよ、奥さん!」
「え~! そこは普通で……。頑張るの意味違う~」
「いや、俺は普通も凄いが頑張ったらもっと凄い!
ミキが良く知ってるとは思うがな」
「………これまでも充分承知してます。身を持って解ってますから」
「ミキが承知してるなら、大丈夫だ! そろそろ、お喋りは止めよう」
「……いお」
ミキが口を開く前に唇を奪った。
舌を捻じ込み濃厚なキスをした。
クチュクチュクチュ…レロレロレロ…チュパチュパチュパ……クチュクチュクチュ……
「ん…んん…あふっ」
咥内を我が物顔で楯鱗すると、あまりの濃厚なキスに息苦しさで小さな声が漏れた。
「もう降参か?もう少し味わせろ」
1度離した唇で再度濃厚なキスをし、絡め合う舌でクチュクチュ…チュパチュパ…と粘着質なエロい音が聞こえる。
「ん…あ…んん」
執拗に咥内を舐め回し吸い付き満足し唇を離した
ミキの目は潤み始めてた、その目を真っ直ぐ見つめた。
「愛してる!」
「俺も愛してます!」
額に唇を落とし両目.鼻の頭.両頬.顎と、これでもか!ってくらいキスの雨を降らした。
クスクスクス……
「くすぐったい」と言って笑う。
今度は耳たぶ.耳の中に舌を入れレロレロ…舐め回し.耳の裏から首筋.肩.鎖骨.腕を持ち唇でなぞり指の1本1本を口に含みチュパチュパ…レロレロ…舐め回しもう片方の腕も同じ様にし、そして胸元にも幾つも唇を落とし吸い付き、乳首にむしゃぶり付く。
それまでは ‘くすぐったい’とか言い、体をクネらして吐息に近い小さな喘ぎが大きな喘ぎに変わった。
「ああ…ん…あっ…」
チュパチュパチュパ…レロレロ…チュウチュウ…
吸い付き舐め回し舌先で弾いたりと駆使し、片手で空いてる胸を揉み乳首をクリクリ…スリスリ…
指先の腹で捏ね回した。
「ああん…そんな……はぁ…ん…だめ…感じちゃ…う…いい」
乳首が性感帯で弱いと知ってる俺は執拗に攻め立てた。
頭を振り快感に喘ぐミキの姿に満足し、俺は乳首から舌と手を離し脇腹.へそ周り.腿の付け根.太腿の内側.脹脛と移動しながら唇を落とし吸い付き片足を持ち足首.足の指1本1本をまた口に含みチュパチュパ…レロレロ…舐め回し吸い付いた。
「やぁあ…きたな…ぁん…だめ」
一通り舐め回し、もう片方を手に取り同じ様にし
「汚いもんか。チュパチュパ…ミキのどこもかしこも俺にとっては綺麗で甘い蜜なんだ」
「も…ぁあ…やめ」
髪を引っ張り小さな抵抗をするミキに俺も止める事にし、太腿の付け根に戻り股間の周りをイヤラしく舌でチロチロ…舐めわざと焦らした。
陰毛で鼻がくすぐったくなるが、俺は焦らしに焦らした。
「はぁん…伊織ぃ…も…そこは良い…から。焦らさないでぇ~」
「焦らすって?何をして欲しい?ミキの口から聞きたい」
言葉遊びも興奮を高めてくれる。
ミキからの卑猥な言葉を期待するとワクワク…が止まらない。
さて、何て言ってお強請りしてくるか?
楽しみだ♪
いつもよりねっとり執拗に前戯をし興奮高まってた。
その証拠にミキからは見えないだろうが、俺のモノも痛い位に反り返りビンビン…に勃ち上がり、前戯してるだけで先っぽには我慢汁が玉になってた。
目の前のミキのモノも同じ様な状態で勃ち上がり先っぽは期待でヒクヒク…してる様が見える。
「あぁん…お願い……あそこ舐めて…ぁ」
「舐めるだけで良いのか?」
ペロっとひと舐めし様子を伺い、もっと卑猥な言葉が出る事を期待した。
「ああ…ん……も…お願いん……舐めて吸って…
うっ…唇で扱いて舐め回してぇ~」
快感に順従なミキは自分で卑猥な言葉を言わされてるとは頭には無い。
期待する言葉も出たし、俺もそろそろ限界だ!
ここまでじっくり前戯しただけあって時間を掛けた、そろそろ先に進めたい!
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