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第847話 其々の夜(伊織x美樹)R18

後孔に全てを放ち、お互いの荒い息が部屋の中に響く。 「はぁはぁはぁ……はぁはぁ」 「はぁはぁ…良かった…はぁはぁはぁ」 俺の方が先に動き、近くにあったティッシュを数枚取り、腹から胸に残るミキの放った白濁を拭き取る。 「はぁはぁ…良く飛ばしたな…」 「…………」 俺の軽口にも返事をする余裕もないようだ。 綺麗になったミキの腹と胸を確認し、そのまま覆い被さった。 まだ、放心状態で虚な目で天井を見てるミキの前髪を掻き上げながら声をかけた。 「大丈夫か?」 今度は俺の声に反応し虚な目で俺を見た。 蕩けそうな虚な目.半開きの唇.赤い舌が覗き.上気した頬がまるでのぼせてるようにも見える。 その顔を見ただけでゾクッとした。 さっきのイキ顔も良かったが、コトが終わった後のこんな姿もまた色っぽく艶があり、俺を興奮させるには充分だ。 はあ~終わったばっかだが…こんな姿を見せられたら……。 「ぁ…伊織さ……」 「大丈夫か?」 「あ…うん…ごめ…ボーっとしてた」 「少し休むか?」 「ん……」 ミキの後孔に挿れたまま、俺はミキの胸に顔を埋めた。 ドキドキ…ドクドク……ドクンドクン…ミキの心臓の音が聞こえる。 速かった鼓動が、少しずつ規則正しくなってきた 俺の頭を優しく撫でるミキの手が愛おしいと語ってる気がする。 ずっと撫でて貰いたいとすら思う。 気持ち良い。 「ふふふ…伊織さん…可愛い。子供みたい」 「可愛いはともかく。子供みたいにミキに甘えたくなったのは事実かな。ミキの撫でる手が気持ち良い」 「いつでも撫でてあげますよ」 「……偶に、頼む」 クスクスクス…… 「照れてるんですか?可愛いでちゅね~♪」 でちゅね~♪……だと⁉︎ 急に、赤ちゃん言葉? いや、幾ら甘えたいと言っても……赤ちゃんプレイは無い‼︎ そんな趣味嗜好は俺には無いぞ‼︎ どうする?ミキに合わせた方が良いのか⁉︎ いや、キャラじゃないし……俺が赤ちゃん言葉⁉︎いや.いや有り得ない……想像するだけでキモッ‼︎ 「ん?どうしたんですか~?おねむ?」 クスクスクス……楽しそうに笑うミキと、どうしたもんか?と悩む俺。 「……俺……赤ちゃんプレイとか無理!……他のプレイなら付き合うから…例えばSMとか放置プレイとか目隠しとか……本当は余り好きじゃないが……赤ちゃんプレイよりはマシだ」 悩んだ末に譲歩する事にした。 「もう…可愛い!」 クスクスクス…… 「ミキ……もしかして…揶揄ってる?」 「伊織さんは赤ちゃんプレイは無理なのね。弱点見つけちゃった~」 こらこら…随分楽しそうだな。 「こらっ! 俺を揶揄った罰だ~。お仕置きするぞ!」 俺は上体を起こし、ミキの両手を掴みシーツに押さえつけ顔を近づけ唇を奪った。 チュッチュッ…レロレロレロ…ヌチャヌチャ…チュパチュパチュパ…レロレロレロ…… 「ん…んん」 いつもより濃厚で執拗なキスをお仕置きとして仕掛けた。 何度も角度を変え咥内を傍若無人に満足するまで楯鱗し、やっと唇を離した。 「はぁはぁはぁ……」 キスだけで息が上がるミキ。 くっくっくっ…… 「俺を揶揄った罰だ」 してやった!と俺は満足してたが、ミキの方が一枚上手だった。 「……もう!……キス上手すぎ~」 拗ねたような甘えるような目で俺を見て話す。 ヤバッ‼︎ そんな可愛い目で見るなっつーの。 「……伊織さんとのキス……蕩けちゃう~」 おいおい! ド天然か~⁉︎ 無自覚に思ったまま素直に話してるんじゃねーよ‼︎ この天然小悪魔が‼︎ 「俺以外には……しちゃ嫌だからね?」 また拗ねたような甘える目と顔で……はあ~、これ以上俺を惑わせてどうしようとするんだ⁉︎ その上そういう甘い言葉を言うか? もう無理‼︎ 我慢出来ねー‼︎ 「上手いのはキスだけじゃねーから。こっちもな! 証明してやるよ‼︎ 誘ったミキが悪い‼︎」 今だ後孔に挿れたままの俺のモノは一度放っただけじゃ満足出来ず少し萎んだが、まだ芯は残ったままだったが……今ので復活の兆しを見せた。 クイクイ…と腰を動かし、これから何をスルか知らしめた。 「えっ! 何で?俺、誘って無い! 誘う要素なんて、どこにも無かったでしょ?」 「いや、誘われたと俺が判断した! もう観念して付き合え! いや、今日は俺が満足するまでスル!」 「ええ~…そんな~」 煩い口をキスで塞ぎ、腰を突き上げ2回戦目をおっ始めた。 クイクイ…グッグッグッ…ズブッズブッズブッ… 俺の放った白濁で濡れ濡れで気持ち良い! 「ぁああ…ん…も…おおき…ぁん」 そりゃ~デカくもなるさ! あんな可愛い事されたらな! マジで‼︎ 無自覚にするからたまんねぇ~。 はあ~夫夫になっても安心出来ねーって事か⁉︎ 目を離さない‼︎ 他の男に、そんな事してみろ‼︎ 絶対! 誤解されるっつーの! 自覚がねーってこえ~‼︎ 「さてと、体勢変えるぞ! 背後から突いて突いて突きまくるからな!」 俺は挿れたまま、ミキの体を反転させた。 「ぎゃっ! 無理だよ! あっ…ぁあ…くぅ」 男にしては柔軟な体のミキ。 手助けをしてやれば、どうにかこうにか反転できた。 これは……‼︎ ニヤっと背後でイヤラしい笑いが出た。 楽しみだな♪ ミキの腰だけを持ち、そのまま背後から突き上げを開始した。 尻だけ浮き上がり上体と顔はベットについた体勢は背後から見える俺には何とも艶かしく情欲を掻き立てる。 パンパンパン…ズブッズブッズブ…グジュグジュグジュ…ズンズンズン…ヌチャヌチャヌチャ…… 肉と肉がぶつかる音にイヤラしい音が加わり視覚.聴覚.触覚と俺の感覚を研ぎ澄ます。 「ぅあああ…すごっ…ぁああ…うぅ…いぃ…いい…」 「ぅぐっ…俺も良い…2回目だっつーのに…この締め付け…くっ…たまんねぇー」 白い肌の綺麗な背中が快感で反り小さな尻がエロく出し入れしてるさまが卑猥だ! 頭を振り体がガクガク…揺さぶられ、中の襞がキュッキュ~…と俺のデカブツに絡みつき締め付ける。 パンパンパン…ズンズンズン…ズブッズブッズブッ…ヌチャヌチャヌチャ…パンパンパン…… 「ぁああ…もっと.もっと…めちゃくちゃにして~ ……ぁん…うう…」 「解ってる! ミキの良い所を突いて.突いて…くっ……ぁあ…いい」 俺もミキに煽られ、我を忘れ腰を突き上げ続ける こうして俺は白々と夜が明けるまで、疲弊しふらふらのミキとずっと繋がってた。

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