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第15話
ホテルから自分の部屋に戻って「シャワ-浴びたら少し寝よう」って独り言を言い、体はサラリとしてるから寝てる間に拭いてくれたのが判ってまた、恥ずかしくなった。
浴室に行き服を脱ぎシャワー浴び鏡を見ると見える所には付けて無いが胸には鬱血したキスマ-クが小さな赤い花の様に沢山つけられていた。
他も確認したら腕の内側.脇腹.内腿と沢山あって驚いた背中も?と思って鏡越しに見たら背中には無かった。
ほっとした瞬間そう言えば正常位でしかしなかった事が頭に浮かんで
「お前の顔見ながらなら何度でも出来る」って言われた事を思い出しまた、恥ずかしくなってシャワ-で顔を洗い流し直ぐ浴室を出た。
見もしないテレビを付けソファでコ-ヒ-を飲みながらぼんやりテレビを眺めてホテルに置いてきた人を考えていた。
モ-二ングコ-ル頼んできたけど、ちゃんと起きられたかなぁ。2度寝しなきゃいいけど。飛行機間に合ったかな。心配しても、もうアメリカに戻って2度会わない人なんだから考えてもどうにもなら無いとは判っているけど。
背が高く.逞しい鍛えられた体.髪は七三束のショ-トで軽く上げて流している。意思の強そうな眉と目、高い鼻.口元は大きめだがセクシーな唇.シャ-プな輪郭.全体的な雰囲気がセクシーな大人の美丈夫だった。
あんなに素敵な人なら男女問わずモテるだろう
もしかしてアメリカに恋人でも居て俺とは日本に居る時の一夜の遊び相手だったのかも知れない、やっぱそうだよな。だから、あんなにアメリカに戻る事を強調してたんだ。
妙に納得して「もう、あんな素敵な人には会わないかも知れない」と思わず声に出していた。
確かにいやな事を忘れさせてくれた感謝しなきゃな。
そう言えば名前も聞いて無かった。
どっちにしろアメリカに行った人だから、もう2度会わないだろう良い思い出にしようと決め見ていないテレビを消して寝る為に寝室に入った。
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