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第35話
俺は自宅に帰ってゆっくりお風呂に浸かって出張の疲れを取りソファに座りお茶を飲みながら京都での事を思い出していた。
どうしよう.どうしよう真逆、課長に最初からばれていたなんて思っても居なかったばれて無いと思って行動してた自分が恥ずかしい。
京都出張は本当に勉強にもなったし仕事以外の日本伝統は見てるだけで楽しかった.貴船神社は幻想的で現実を忘れささる世界感があった.料亭は美味しい料理を堪能できた.何より課長と一緒に過ごして会社ではストイックで仕事できる人ってイメ-ジが出張中はちょっと強引だけど気さくで優しかった。
俺は会社での課長は尊敬できる上司だと思っているが 1人の人間としても惹かれている。
あんなに良い男だもん惹かれない人は居ないに決まってる。
あの濃密な1夜からだと思うでもアメリカに帰る人でもう逢えないから忘れようとしてたんだ、でも出会えた
上司と部下で付き合うのは不安が大きいし何より俺が大切に想う人は俺から離れていくとネガティブな考えを持っていた。
その時スマホにLINEが鳴った、課長からだった。
♪*出張お疲れ、今日は早めにゆっくり休めよ。
明日夕飯だけでも食べないか?♪*
少し考えて文面を見て微笑んで
*お疲れ様です。夕飯の件了解です、どこ行くかはお任せします。課長もゆっくり休んで下さい*
直ぐにLINEがきて
♪*ありがとう。香坂の夢でもみて寝るよ、じゃあ明日連絡する。おやすみ♪*
♪*じゃあ俺は課長の夢でも見ます😅
連絡待ってます。おやすみなさい🌙💤♪*
LINEの遣り取りをみてやっぱり考えても課長に惹かれる想いは止められない。
せめて迷惑掛け無いようにしよう一緒に居る時は楽しい時間にしようと決め明日は午前中に出張の片付けと部屋の掃除と洗濯をして夕方には楽しみに連絡待ってようと予定を立てベッドに入った。
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