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第41話
はぁ、今日は疲れた。
出張中の溜まってた仕事を熟し何より普通にしてなきゃと気を張ってたのかもしれないお風呂にゆっくり入って早めに寝よう。
浴室から出て音楽を聴きながらスマホチェックすると課長からLINEがあった。
急いで開くと
♪*お疲れ、もう帰っているか?*
30分前にきたんだお風呂後にすればよかった。
♪*お疲れ様です。すみませんお風呂に入っていて気付くの遅くなりました*
♪*大丈夫だ気にするな。京都出張の写メ送るから*
忘れてた、楽しみ。
♪*はい。待ってます*
写メがドンドン送られてきて10枚位あった、後でゆっくり見るとして課長にLINEしないと
♪*送られてきました。結構、撮ってたんですね。見るの楽しみです😊*
♪*香坂、可愛く撮れてたぞ*
♪*課長、冗談はやめて下さいね😅*
冗談に取って自分の事解って無い香坂もどうかと思うが無自覚だから仕方ないか。
♪*良く撮れてたぞ、また明日会社でゆっくり休めよ*
♪*はい、ありがとうございます。課長も疲れ取って下さいね。おやすみなさい*
♪*おやすみ*
スマホの画面見ながら京都の写メを口実にLINEして正解だったな。
これでLINEしやすくなった、まだ香坂が俺との付き合いのリズムが取れるまで平日は暫くLINEで我慢するつもりだ、その代わり休日の香坂を独り占めすると決めていた。
休日に一緒に何して過ごすか考えると顔が緩むもう俺は香坂にベタ惚れだ。
愛する人の事を考えて寝るのも幸せな気分だと初めて知った、いいもんだな。
内緒で撮った香坂の寝顔の写メにちゅっとキスして眠りついた。
「わぁ実物も良かったけど、写メで見る貴船神社も綺麗だ」
次々と見ながら画面を止め
「あっ、課長とツ-ショットだ、やっぱり課長、カッコいい写メでこれだけいいんだから実物はもっとカッコいい。京都の街を歩いている時も振り返っている人いたもんな。それに比べて俺……良く並んで撮ったよ、恥ずかしい課長消してくれないかなぁ……言えないな」
自分の姿と課長を見比べ落ち込んで課長何で俺を選んでくれたんだろう、こんなカッコいい人なら選り取りみどりなのに。
課長と並んで歩いても恥ずかしく無いように自分を磨かなきゃ、課長に恥欠かせられ無いし……取り敢えず服装とか気を付けよう。
写メを見て京都楽しかったなぁ、課長と仕事じゃなく行きたいなぁと思いながら今日気が張っていた所為もあって瞼が重くなるのを感じて画面の課長に「おやすみなさい」と挨拶して目を閉じた。
会社での課長との接し方も徐々に普通にできるようになり夜には必ず課長からおやすみLINEがくるようになった、短い文章だが課長の優しさが解る内容に心が暖まる付き合い経てのフワフワした気分で毎日居る。
♪♪♪♪♪
電話だ、誰だろう。
画面を表示していたのは課長からだった。
珍しい、いつもLINEなのにと慌てて出た。
「お疲れ。今日食事だけでもと思っていたが急な打合せで誘え無かったがちゃんと夕飯食べたか?」
「お疲れ様です。ちゃんと食べました、課長は?」
「今からコンビニ弁当だ」
本当なら香坂とレストランか何処かで食事の予定が……仕事だ、仕方ないがテンションが下がる。
「コンビニ弁当ばかりだと体に悪いですよ」
「いつもじゃないから安心しろ。所で明日予定あるか?」
「特には無いです。掃除とか洗濯とかするぐらいです」
「じゃあ、明日、昼過ぎにそうだな1時頃でいいかそのくらいに香坂のマンションに迎えに行くからどこか出かけて夕飯食べてそのまま俺のマンションに泊まれ」
「……課長の所に泊まっていいんですか?」
「いいから言ってる。だからそのつもりで来いよ。マンションの下に着いたら連絡するからいいな?行きたい所考えておけよ」
「はい、解りました。明日待ってます」
「じゃあ、ゆっくり休めよ。おやすみ」
「はい、課長もゆっくり休んで下さいね。おやすみなさい」
電話を切って思わぬ展開に頭が付いていかないけど課長のお家に初めてお邪魔するのは嬉しい、どんなお部屋なんだろう想像では余計な物が無くシンプルな感じがするけど…ワクワクする。
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