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第74話

ス-ス-する下半身を気になりながらキッチンで、お湯を沸かし野菜を切る手を、動かし考えていた。 確かに課長にしてみれば、気分が良く無いのも解るから俺もお仕置きって言われたら、素直に従おうと思ったけど、まさかこんな恥ずかしいお仕置きだと思わなかった。 どうにか違うお仕置きにして欲しいとお願いしたけど、頑として受け付け無い事に余程、気分を害したのかと思ったけど、さっきからの課長の様子を盗み見てると、楽しんでるとしか思えなくなってきた。 お尻が見えるんじゃ無いかと気になり、裾を何度も伸ばして引っ張るから、いつもより作業が進まない。 それに課長いつもは、ソファでゆっくりしてるのに、ニヤニヤしながらジッと見つめられて、ヤバい段々と俺の体が熱くなってきてるのが解る。 それでも淡々と素知らぬ顔で、お湯を沸かしてる間にサラダとスープを作り、お湯が沸いた所で麺を入れ後は、敢えて出来上がりだ。 麺はアルデンテになった所で、フライパンにバターを入れ溶かす。 背後から「いい匂いがする」と言って抱き付き俺の肩に顎を乗せて覗き込む。 「課長、火使ってるから危ないですよ」 案に離れてくれって遠回しに言うが解ってる癖に「出来上がる工程を見たかったんだ」と言って全然離れ無いし。 もう言っても仕方が無いと諦め、フライパンにキノコを入れ炒め麺を入れ絡めほうれん草を入れて、最後に醤油回し入れ軽く絡めれば終わりだ。 その間、課長は抱きしめたまま、まるでダンスでも踊るかのように腰を振り、更に俺のお尻を鷲掴みにして揉むから俺のモノが反応してきて…どうしよう。 こっちは焦ってるのに、課長はやっぱり楽しんでるんだそう思うけど「このままして欲しい」って言いそうになるのを我慢して「課長、本当に危ないですから」言うと俺の後孔にも触れるようにお尻を一撫でして、あっさり離れて。 「もう出来るな。じゃあ、あっちで待ってるな」 リビングに行ってしまった。 中途半端に煽られ反応している俺のモノは、エプロンを軽く持ち上げている。 「どうしよう。このままじゃあ、課長の前に出られない」 体の熱を冷ますように違う事を考えたり、水を飲んでみたりと努力する羽目になった。 まだ、少し反応してるけど課長を待たせるわけにはいかないと、多少は落ち着いたかと出来上がった料理を運び 「課長、どうぞ」 声を掛け下着に手を掛けると 「香坂、何してるんだ?」 「?…えっと料理作ったので、もうお仕置きは終わりですよね。履こうかと…」 「誰が終わりだって言ったんだ?」 「ええぇ、もう終わりじゃあ無いんですか?もう反省してますから」 「いや、俺が良いって言うまでダメだ」 お仕置きって言うより楽しんでる癖にと思い、ならばと課長の背後に周り、首に手を回し耳元で 「課長、お願い。もう恥ずかしくって無理です…ね、お願い」 甘えた感じでお願いしてみる。 「……ん…ダメだ。ほら、冷めるから座って食べよう」 首から手を外され、こんなにお願いしてもダメかとがっかりし素直に席に着く。 シュンとし下半身が落ち着かなくって、お尻をモジモジしてしまう。 「香坂、食べないのか?この和風スパ、バターが効いてて美味いな」 本当に美味しかった。 そして香坂のモジモジしてる姿を見ると堪らなく楽しい、ニヤける顔を取り繕う。 料理を褒められて嬉しくなり 「今日はバター醤油にしたんですけど、麺つゆを使ったスパもさっぱりして美味しいんですよ。今度、作りますね」 「へえ、麺つゆって初めてだな。楽しみだ」 座ってるから見えないと開き直り、普通に食事を楽しんでしまった。 皿を片付けようとすると 「皿は俺が食器洗浄機に入れるから、香坂、鍋とかフライパンとか洗うんだろ?ほら、いいから」 食器をキッチンに運んでくれた。 やはり課長は優しいと思ったのは間違いだと後で気づく事になる。 さっきはヤバかった、あんな甘えて可愛くお願いされたら危なく「もう、終わりにする」と言いそうになった。 良く踏み止まったと自分を褒めたい位だ。 ただでさえ、やる事なす事可愛いのにあれは反則だろう。 キッチンで少しだけ煽ったから、香坂のモノも反応してるのは解っていて、わざと中途半端にして離れた。 料理を運ぶ時に、エプロンが少し持ち上がっているのも確認済みだ。 もちろん俺のモノも痛い位になっているが、何食わぬ顔で遣り過した。 お楽しみは後の方が、何倍も楽しめると皿をキッチンに運びながら、ニタニタしてるのを香坂は知らない。

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