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第3話 僕を助けてくれたヒーローの話と僕の過去

あの日寂しくいた僕は、というのも僕は祖父母の家に行きたかったけれど親戚の家に行くことになってしまったから。親戚はいつも僕の事を置いていってしまって食事もろくに取れなかった。親戚の二人はいつも僕の悪口を言っていた。 一番ショックだったのは、「お前は、呪いの子だよ。」って言われたことだった。 聞いてしまったとき、当時の僕には辛すぎて何で置いていって死んじゃったのと何回もおもっていた。あるひのこともう死にたいと思って首を吊ろうとした。そのくらい追い詰められていて首にロープを掛けようとした。 その時も隣に住んでいた優さんは、いつも訪ねてきてくれて僕のヒーローみたいな存在だった。 「おーい。空いてるぞ。不用心だな陸はおい。バカっ。」 「優さん。だってもう生きたくなくなっちゃって。僕なんかに構わないでください。もう死ぬので。」 「そんなことしたら俺が許さない。死ぬなら後を追って死ぬからな。」 「何でこんな僕のためにしてくれるんですか? 僕は…呪いの子なんですよ…」 「誰がそんなこと言ったんだ?あのババァか。あいつがそんな事言ったって俺にはお前が何よりも大事なんだよ。だから死なないでくれ。」 そんな言葉に励まされて今日の今まで生きてきた。だから今度は僕が助けたい。あの頃僕のヒーローみたいだった存在の貴方がどうして今は瞳も暗くなってしまったのかを知りたいから。その時感じなかった気持ちに気づいてしまったから。

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