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第214話

「ちょっと、もう首筋触るのはやめて、ヤバイから」 嫌な予感しかしないコウジはつい言い返してしまう。 「ん?どうヤバイんだ?」 「なんか、ゾクゾクして身体が熱くなって、イきそうになるから」 自分でコントロール出来ない事象が何だか怖いコウジ、それをどう伝えていいのか分からないけれど… 「それって感じてるってコトだろ?なら問題ないじゃん」 「でも、」 「はいはい、第2ラウンドといこー」 瞬助はマイペースに誘導しようとする。 「もう今日はこのまま寝ようよ」 コップを戻しながら、期待薄に聞いてみるが… 「無理無理、このままじゃ寝れねーって、これからこれから」 案の定、ぶんぶんと首を振り、上を脱ぎ捨ててコウジに近づいて行く。 「もう、」 「愛してるぜコウジ」 後ろから抱きしめ、口づけ… パジャマの上を剥ぎ取りながら…素肌を撫でる。 「んっ、」 「コウジも、毎日シてる間に変わってきたよな」 お互いの素肌が触れ合い、温もりを感じながら… 「え?」 「反応も良くなったし、後ろも濡れやすくなってきたし、俺とSEXするために身体が変わってきてるのかなって」 後ろからコウジを包み込むように抱きしめた状態で会話する瞬助。 「…どうなのかな、確かに初めの頃よりは繋がるとき痛くないけど…」 ただ、変わったというより慣れてきたに近い気もするけど… 「ふ、やっぱそうだな」 再びチュッと口づけながら笑う瞬助。 「何、嬉しそうに」 「だって俺の為にコウジが変わってるんなら嬉しいに決まってるだろ」 「…何でも自分のいい方に持っていける瞬の思考回路が羨ましいよ」 「コウジは俺だけのものだからな、」 そうコウジを覗き込んで囁く… 「瞬助…」 真っ直ぐ見つめられて、ドキリとしてしまう。

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