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第225話
部屋につき、とりあえず2人ともコウジの部屋に入る。
コウジは自分の勉強机の椅子に座り、話す決意をする。
「で、何の話?」
瞬助は椅子の横に膝をついてコウジを覗き込むように聞く態勢になる。
「…その、えっと…夜とか、あの時のコエが…」
「ん?何?」
肩を抱き、首をかしげる。
「だから…その、エッチ中のコエが隣の仲里に聞こえてたの!」
「!、俺らのことバレた!?」
コウジの言葉にびっくりする瞬助だが…
「ううん、それは大丈夫だった、なんか微かにしか聞こえないみたいで、仲里…瞬が毎晩女の子連れ込んでるって勘違いしてる」
「なんだ、それならいーじゃんバレれてないし」
「よくないよ、仲里、あまり続くなら寮長に言うって、」
「勝手に言わせとけよ」
「ダメだって、寮長怒らせたらこの寮追い出されるかもよ」
「……」
「コエだって僕の名前とか聞こえたらヤバいし…」
「何が言いたいんだよ」
「だから…寮で毎日エッチはやめようって話で」
「嫌だ」
「瞬…」
思った通り、顔をしかめはっきりと拒否する瞬助に困ってしまう。
「俺は毎晩コウジ愛したいんだよ!」
「瞬…でもそのせいでバレたら…」
「もう、いっそバラしちまえばいいだろ」
「ダメだって、絶対ダメ!」
投げやりな言葉に、首を振り止める。
人気者の瞬助が男と付き合ってるなんてことがバレたら、とても平常な生活は出来なくなるだろうし…問題を起こせばうちの親が黙っていない。最悪転校させられるかもしれない。
だから、絶対に関係を大っぴらには出来ない。
「…わかってるけどな…」
苦々しく呟いて…
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