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第244話
「んっ、ふ、ぁあっ!」
首筋に触れられゾクゾクっと、敏感に反応してびくびくっと震え上がる。
「くッ、あ、ヤバ、イク!!」
抑えてはいたが、極上の締めつけに遂に絶頂を迎え、腕に力が入りコウジをぎゅっと抱き寄せたまま、ビュビュッと胎内に白液を解き放つ。
「んっ、瞬ッ」
瞬助が達した瞬間、じんわりしみ渡る感覚に息をつくコウジ。
「ハァ、ハァ…マジ気持ちいー、ワリ、先にイッて、」
まだビクッビクッと締めつけてくるコウジ。そんな様子を見て身体を撫でて抱き寄せながら謝る。
「ハァ、ぅ、ッ!ハァ、ハァ…ううん、ちょ、休憩したい、ハァ」
そろりと瞬助との接続を解きながら、そのまま瞬助にもたれ、寄り添い、まだ敏感なソコを落ち付けようと身体を預けて、上がった息と狂った感覚を整えようとする。
「今日は終わりに、じゃなく休憩なんだな」
小柄な身体を抱き寄せ、柔らかな茶色い髪を撫でて、不意にふっと笑いながらからかう。
「っ瞬…」
そんな意地悪な言葉に怒って顔をしかめるが…
「可愛い!」
そんな姿も可愛くてさらに抱きしめる。
「もう、自分でも、おかしいって思ってるんだから…」
喉が渇いて、抱擁を解いて瞬助から離れ水分補給をしながらぼやく。
「どこもおかしくないって、感じやすいコウジがめちゃエロくて俺は萌えるけど?」
後ろから抱きしめながら囁く。
「でも、」
拘束されて、やや居心地悪そうに振り返りながら首をかしげる。
この快楽に抗えなくなってきて、自分が自分じゃ無くなる感覚は少しこわい。
「その姿も、俺だけが独占してるコウジだから堪らない…」
さらに後ろから抱き寄せながら、ちゅっとキスを落とし、胸元へ手を伸ばす。
「瞬っ、ん、ちょ、」
「休憩終わり!」
「えっ?早すぎ」
驚き呆れるコウジをなだめながら、ゆっくりベッドに押し倒す。
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