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第264話

食後、瞬助の部屋でまったり過ごす。 不意に瞬助が伸びをしながら切り出す。 「さ、そろそろ風呂入ってエッチしよー」 「いやいや、怪我した日くらい控えようとかいう気はないの?」 いきなり何を言い出すのかと呆れるが、瞬助は本気のようで… 「怪我ごときで妨げられる愛ではごさいません!」 わざわざ側に来て、肩を抱きながらドヤ顔でいう。 「もう、」 「せっかく休みで周り気にせず出来るんだから、しないわけないだろ!」 「……ほんと、傷口開いたらいけないから、控えめにね」 言い出したら聞かない瞬助に呆れつつも、心配してみる。 「わかったわかった!じゃコウジが動いてくれよ俺の代わりに!」 「は?」 「騎乗位!」 「やだよ、あれはもう、」 「なんで?」 「恥ずかしいから」 「なにが?」 「……とにかくお風呂いこ、手伝いいるでしょ」 とりあえず話題を変えてみるが… 「風呂でするかな?」 瞬助の頭はSEXをしたくて仕方ないモードに入っているようでボソッと呟いている。 「駄目!少しは怪我人らしくして」 やれやれとため息が出てしまう。 「へーい」 風呂に付き添ってもらえるからか叱られても嬉しそうな瞬助。 先にコウジは入浴を済ませてパジャマ姿になり瞬助を迎えに行き、一緒に脱衣室へ移動する。 裸になると良からぬことをしでかしそうだったのでコウジは寝巻きを着たまま、瞬助の入浴を手伝う。 途中、隙あらばキスをしかけてくる瞬助をかわしながら、なんとか入浴介助を終える。 やはり怪我した範囲は広い、痛々しい傷痕をさっと水で流したため少し出血したが、ガーゼと包帯で保護して様子を見る。 本当は怪我の具合を見ても、今日は大人しく寝て欲しいけれど、瞬助はやる気満々だ…。

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