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第265話
瞬助をベッドに連れていくと、腕を引き誘ってくる。
「コウジ」
「本当にしたいの?」
「したい!」
キラキラした目で頷く瞬助。
「わかった、僕が出来るだけがんばるから、瞬助は無理しないでよ」
「え、マジで!?」
「仕方ないでしょ…」
平日は隣人問題で我慢させなきゃならないから、休みの日くらい瞬助の願いを叶えてあげたいと思うし、瞬助に無理させない為には仕方ない。
「やった、愛してるぜコウジ!」
なんだかんだ瞬助に甘いコウジ、呆れつつも瞬助に無理をさせないように苦手な騎乗位にトライすることに。
瞬助はベッド上で小柄なコウジを抱き寄せながら、熱い口づけ。
同時に怪我していない手で、優しく身体を愛撫していく。
「ん、っ、」
そっと小柄な身体を横たえながらポツリ。
「あ、マッサージ、片手でしか出来ないな…」
「ばか、怪我人なんだからいいって」
毎回、エッチの前にはマッサージしてくれる瞬助。けど、さすがに怪我人にさせるのは気が引ける。
「じゃ、代わりに念入りに前戯しないとな〜」
首筋に口づけをさせてして、すーっと舌でなぞりながら、さわっと後頭部からうなじを撫でる。
「ッ、ぁ、や瞬、そこは…」
びくっ、と反応するコウジを見つめ、
「やっぱ弱いのな、ここ、かわいい」
「そこはヤだって」
「いいじゃん、」
コウジのフワフワ茶髪を撫でながら、器用に片手でパジャマのボタンを外していく。
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