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第266話

怪我した左手も使ってコウジの胸の突起を弄り始める。 「ん、ちょ、怪我してる方は…」 そう心配するけれど… 「このくらい平気、意外といける」  怪我は腕に集中しているから腕をゆっくり動かせば指や手は問題なさそう。 「瞬、」 「怪我ごときじゃ俺の愛は妨げられないって言ったろ」 「ばか、」 「馬鹿じゃないってコウジ愛の天才だろ」 「いや、ばかだよ」 「んだと、」 いたずらっぽく笑ってさらにうなじを攻めながら下着の前に手を這わせ、コウジの大事なところへ触れていく。 「ぁ、やだ、そこっダメッ」 「痛て、」 ゾクゾクと震える感覚に手で遮ろうとすると、瞬助の怪我している手に当たってしまった。 「あ、ごめん大丈夫?」 慌てて謝るコウジ。 「大丈夫だけど、あんまりコウジが暴れると、怪我に当たって傷口開くかも」 「え、っ」 「今日は極力暴れないようにな〜」 「そんな、」 「大丈夫、任せて、気持ちよくしてやるから」 「ひ、控えめにね、怪我してるんだから」 望み薄だが一応伝えてみる。 「わかったわかった、じゃこっちから」 軽く返事を返し上着を脱ぎ捨てて、 足を庇いながら、ゆっくりコウジの下半身の方へ移動する瞬助。

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