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第274話

快楽のループから抜け出すため、射精を促す様にコウジの前をさらに激しく扱きあげる。 「ぁ!いくっ、いっちゃうッ…あぁッ」 ビクビクッと震え上がり、ナカを犯す瞬助を深く呑み込んだままギュッと締めつけて、溜め込んでいた精液を勢いよく撒き散らすコウジ。 「クッ、やばい…ァ!」 激しい刺激を受けて、なんかまた出た様な感覚が走る。無意識に身体がぶるっと震えた。 瞬助は何度目かの射精感に大きく息をついてコウジを抱き寄せる。 脱力感が半端ない… 普通にイくより何倍も気持ちよくてスッキリするような射精を体感できて、すぐに動く気持ちになれないくらい快感の余韻が残っている。 「ハァ、ハァ…しゅん、抜いていい?」 動かない瞬助に聞いてみるコウジ。 「いいよ、ハァ…ハァ、」 ゆるりと動き、抜きやすいように片腕でコウジを支える瞬助。 「ん、ぁっ何、」 ゆっくり腰を上げて瞬助を抜いていく…その際、たらたらっと透明の液体と精液が混ざり合ったものがこぼれ出る。 「ごめんな、止められなかったから」 さっとタオルで拭ってあげながら謝る瞬助。 中に出されるのが嫌いなコウジにたくさんナカに出してしまったから。 「え?何…?そんなしおらしいと逆に怖い」 いつも好きなように無茶苦茶やってるくせに… 「いや、何ていうか、もう、気持ち良過ぎて果てた」 いつもはまだいけるかもって感じが残ってるけど、今日は出し尽くした感が半端ない。 なんだか珍しく放心してるような瞬助。 「え?大丈夫?…傷、どこか痛い?」 コウジも、かなり脱力感で眠いけれど、いつもの瞬助らしくない様子に心配してしまう。 「それは大丈夫大丈夫、ちょっと新たなことにチャレンジしてみたら想像以上だったってだけ」 「え?」 「ちょっと休もう」 そっと抱き寄せ息をつく瞬助。 「う、うん」 いつもと違う瞬助に調子が狂うコウジ。やはり心配になる。 「俺、コウジと付き合えてホント幸せだわ」 「え、」 「コウジが騎乗位頑張ってくれたからめちゃ気持ち良かったってこと、」 「そ、う、ならよかったけど…」 「もっとコウジを気持ちよくさせれるように勉強するわ」 最後の方は、自分が余裕なくて愛撫も疎かになってたから。 「えっ、もうこれ以上、いいよ」 「ははっSEX、奥が深いわ…」 「もう、」 「大好き、」 ツンとするかわいいコウジをそっと抱き寄せて、こめかみにキスを落とし囁く。 「ん、僕も、大好きだよ、おやすみ瞬助」 そう瞳を重ねて囁いて、ちゅっと口づけを落とし、安心したからか急に眠気が強くなって、息を吐きその瞳を閉じる。 「おやすみコウジ、っ、可愛すぎる」 裸のまま、身体を寄せ合い、睡魔の促すまま眠りにつくコウジを見つめる。

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