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第42話

そして、夕食も終わり、寮へ戻る。 コウジはさっさと宿題をはじめてしまうのだが… 瞬助はいつものように、コウジの部屋に押しかけて話し掛けているが…あまり相手にしてくれない。 「なぁ」 軽く後ろから抱きしめてみると… 「もぅ、宿題ができないでしょ」 そんな言葉が返ってくる。 「……」 ちょっとムッとして…コウジの首筋を舌でなぞるように舐めてみる瞬助。 「やっ!何すんの!?」 驚いて振り返り声を上げるコウジ。 「べーつにぃ、気にすんなよ」 その反応が面白くて、ついついからかいたくなる瞬助。 「もう!宿題の邪魔だから出ていって!」 「お前なぁそういう言い方ねぇだろ、分からないとこ教えてやってんのに」 ちょっと不機嫌に言うと… 「……自力でしてみるから、ちょっと向こう行ってて、気が散るから」 コウジも口調を和らげて頼んでくる。 「ったく、じゃ後で相手しろよ」 そう言うと手を振って自分の部屋へ戻っていく。 毎日嫌というほど一緒にいるのによく飽きないなぁ…と感心してしまう。 そして宿題も終わり、そのまま風呂へ入るコウジ。 風呂から上がってパジャマに着替え部屋に戻ろうとした時、瞬助が部屋から出てくる。 「風呂、入ったのか?」 話し掛けながら… 風呂上がりの艶っぽい姿を見て…心がざわめくのを抑えられなくなる瞬助。 「うん、瞬助も入ってきなよ…って、ちょっと!」 瞬助は近づいていきコウジを抱きしめる。 「何?」 首を傾げながらコウジに口付けする。 「んっ…瞬!」 軽く抵抗をはじめるコウジ。 その瞳をじっと見つめる。 「もう、我慢できない…」 ぽそっと囁いて… 「えっ!わっ…」 瞬助は急にコウジを押し倒し、熱くディープキスをしかけてくる。 「っ!んっや」 驚いて抵抗する。 「頼む!ヤらせてッ」 「はぁ、ちょ!ヤダっ何っ」 強引に密着してくる。 その際に硬くなった瞬助のソレが身体に触れる… 「…っ嫌っ!!」 こんかぎりの力で瞬助を押しのける。 「コウジ…」

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