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第93話

「ほら、横になって」 さらに促す瞬助。 「うん…」 押され気味に横になるコウジ。 瞬助もベッドに上がり横から腰をマッサージし始める。 「ぁ、きもちいい…」 そう感想がこぼれる。 「だろ?ココは?」 「ん、いい…上手いね瞬…」 「まーな!天才だし!」 自信満々に答える。 「あっそ…」 「愛がこもってるからな…」 ニコッと爽やかな笑顔を作りながら続ける。 「バカ、でも…ホントきもちいい…エッチよりいいかも、疲れないし…」 「なっ俺はエッチの方が断然いい!年寄りくさいこと言うなって!」 コウジの言葉に、少し憤慨しながら言い返す瞬助。 「はは、ぁっソコいい…瞬っ」 笑い返すコウジだったが、ちょうど気持ちいいツボを押され…息をつく。 「めちゃ煽られてる気分なんすけど…」 瞬助はぼそっと呟くと… 「えっ」 「やっぱやりてー」 横になっているコウジに後ろから多い被さるように、頬へキスを落としながらいう。 「ちょ、瞬!?」 慌てて仰向けに戻るコウジだが… 「ちょっとだけ!」 そっと唇にキスしながら頼む。 「えぇ?」 「な、コウジっ」 ウインクなどをして見せながらさらに誘う。 「もぅ…じゃ、またマッサージしてくれる?」 やれやれと息をつきながら交換条件をだす。 「もちろん!フルコースでサービスしますよお客様!」 そう嬉しそうに答える。 「ばか…」 「馬鹿とはなんだ馬鹿とは…まぁいっか」 「…瞬?」 「というわけで…」 微笑み可愛い唇にキスを落とす瞬助。 「あ、でも一回だけだよ!朝ご飯行かなきゃだし…」 「えー」 「えーじゃない!」 「じゃぁ…一回を長引かせよう~」 瞬助はニヤリと笑ってコウジのパジャマを脱がしにかかる…

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