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第98話
しかしまた瞬助はコウジの射精まで後一歩と云う所で扱くのをやめる。
「や、ァ…瞬ッ」
瞳に涙を溜めて、イきたくて悶えるコウジ…
「…嘘、ハァ…イけよッ」
コウジのナカをひと突きして、張り詰めた亀頭をグイッと撫でてやると…
それが合図のように…
「っ…ァアッ!」
我慢させられた分…コウジのソレはびくんと震え…
栓が抜けた鉄砲のごとく、勢い良く多量の白液が飛び散る…
その激しい快感と開放感で、下半身が痙攣するような感覚を味わい叫んでしまうコウジ…
その瞬間…ナカを締め付けられた瞬助も腰を激しく振りながら、その刺激を受け…
「ッ…くッ、ァ…出るッ!ハァ、」
そう唸って、コウジの胎内に溜めていた熱い想いを全て解き放つ。
「んッ…ァ…ハァ」
ナカにいる瞬助がビクンビクン震えながら、ビュビュッと勢い良く弾ける感覚がリアルに伝わり…
身震いしてしまうコウジ…
お互いに息遣いも速く…
興奮状態の余韻が伝わるが…
瞬助は全て出し尽くして、そっとコウジから抜いていく…
「…んッ、瞬助…」
激しく射精した反動か…虚脱感がハンパなく襲ってくる。
コウジは股を閉じ、やや横に向いてぐったりする身体を休める。
「ハァ…半端ねぇ、すげぇ気持ち善かった…」
そう満足げに呟いてコウジの隣に寄り添うように横になる瞬助…
「……」
めちゃくちゃ喘がされ、コウジは喋るのも億劫なほど疲労困憊状態…
不意に、瞬助がふっと笑ったかと思うと、コウジの頬を舌で舐めてくる…
「な、何ッ?」
びっくりして声を出すコウジ…
「いや、お前のが散ってたから…」
最後に射精した際の、コウジの白液が顔まで飛び散っていた。
「えっ?」
慌てて顔を拭う。
「すっげー飛んだよな…」
そうからかうように言う瞬助。
「瞬がなかなかイかせてくれないから…」
恨めしく訴えてみるが…
「だって、コウジのエロかわいい姿、もっと見ていたかったから、寸止めするとめっちゃ喘いで可愛かったぜ~」
瞬助らしい勝手な言い分を炸裂させる。
「なッ…」
恥ずかしさから言葉が出ない。
「何回もイキそうな感覚味わえて気持ち善かったろ?しかも最後イク時、半端なかったし」
ニヤリと笑いながら囁く瞬助…
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