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第111話

「ていうか…朝もしたでしょ…」 「朝は朝、夜は夜!俺はコウジと愛し合いたいんだよ!」 やはり瞬助らしい強引な答え… 「……」 このまま瞬助の好きなようにさせたら大変なことになりそうな予感… 考えながら俯く。 「何だよ…」 黙ったコウジを見て窺うように言葉を出す瞬助… 「ちょっと…付き合っていく上で、お互いにの希望を整理したいんだげど…」 瞬助を見上げて、考えるように言葉を出す。 「えっ?」 「まず、瞬は僕とどう付き合っていきたいの?」 「そりゃ、毎日一緒に寝たいしセックスしたい、朝もできたらしたいし、風呂は一緒に入りたい!学校でできねぇから寮では思い切りイチャつきたいに決まってんだろ!」 拳を作り、嬉々として伝える。 「……や、うーん。」 予想通りといえば予想通り… 少し呆れるコウジだが… 「なんだよ、」 瞬助は不服そうに聞く。 「じゃ、僕の希望も言わせてもらうよ」 瞬助に負けないように想いを伝える。 「おう、」 「学校ではもちろんだけど、寮でも僕たちの関係がバレないように気を遣ってほしい、セックスは朝晩はしんどいし、毎晩一緒に寝るのは嫌…」 「なんで!」 コウジの言葉に早くも異議を唱える。 「聞いて、風呂もひとりで入りたいし、最低限の1人でいる時間を確保したいから…お風呂と寝る時は、ひとりでゆっくりしたいの!」 イキナリそんなベッタリな生活は無理だから… 「えー…」 瞬助はかなり不服そうにつぶやく… 「だから瞬も少し譲歩してよ、瞬が一番望むことは?」 しかし負けじと瞬助に言い聞かす。 「毎晩エッチして一緒に寝る…」 コウジを窺いながら、ボソッと答える瞬助。 「どっちかにして、毎晩エッチで別々に寝るか、エッチなしで毎晩一緒に寝るか…」 「んな無理だよ!」 やはり抗議してくる瞬助だが… 「どっちが無理なの?」 落ち着いて聞き返す。 「エッチなしで一緒に寝るとか絶対無理!」 瞬助は言い切る。

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