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第121話
「しゅん?!」
「でも、もう少しだけ…」
「んっ…ふ、っ」
そういうと、瞬助はさらに口づけを仕掛けて、コウジとのキスを味わう…
「…もう」
やや紅くなった顔をふくらせて怒るコウジ。
「可愛い」
そんなコウジを愛でる。
そして耳元で囁く…
「勉強早く終わらせて続きやろうぜ」
「バカ…」
「お礼の件もあるしな」
爽やかに笑いながら言い出す。
「えっ?」
「指輪のお礼!」
「な、なにすればいいの?」
「そうだな~一緒に風呂入ってくれるとか」
「えっ、ヤだよ」
風呂は一人がいい!
「なんで~」
「風呂一緒に入るなら夜部屋行かないから…」
「えぇ…それは嫌だな…ならフェラ…」
瞬助は首を捻って、次の希望を言うが…
「それ無理!勘弁して!」
言葉途中に拒否するコウジ。
「えぇ!?なんで、エッチの流れでやれば出来るって!」
「無理だよ…」
アレを舐めるなんてこと…
首を振る。
「ちょっとチャレンジするだけしてみろよ、な!」
そう勧めてくる。
「…うーん、でも、出来ないと思うよ」
頷けず、首を傾ける。
「出来るように頑張れ!」
そう応援してくる瞬助。
「…たぶん無理だけど」
その勢いに、微妙に頷いてしまう。
「じゃ、勉強さっさと終わらそう!」
それを見て機嫌良く促す瞬助。
「……」
困惑しつつも勉強に取り掛かるコウジだった。
《3人の買い物》終。
《お礼の件》に続く。
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