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第122話《お礼の件》
あらかた勉強を教えてくれたあと、瞬助は先に風呂に入りに行き、自分の部屋に戻って行った。
コウジも気が重いながらも、風呂を済ませ、瞬助の部屋をノックする。
「はいはい、どーぞ」
入って来たコウジを抱きしめながら、にこやかに迎えいれる。
「はい、横になって!」
「うん」
促されうつ伏せになる。
瞬助はベッドに上がって、横からコウジの腰をマッサージしはじめる。
「どうですかーお客様?」
「ん、気持ちいいよ」
とりあえず、する前にマッサージをしてくれる瞬助。
それが結構プロ並みに上手いから癖になりそう。
「お気に召しましたか?」
「ん、はぁ…なんでそんなに上手いの?」
「陸上やってるからスポーツドクターから教えて貰ったりするんだよ、身体のケアとか」
「そうなんだ…あ、そこ、っ」
絶妙なツボを押されて悶えてしまうコウジ。
「エロい声出すと、我慢出来なくなるだろー」
「だ、だって、気持ちいいんだもん」
「もっと気持ちいいコトしてやるよ」
すっと、コウジの身体を返して覆いかぶさる。
「えっ、ちょっと…」
「お前が誘うからもう無理…」
そうキスを落として微笑み囁く瞬助。
「んっ…しゅん」
そのまま、深いキスへ…
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