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第140話
それでも1時間ほどで瞬助は戻ってくる。
「コウジ~ただいまー、シャワー浴びてくるから待ってな!」
そうコウジに伝えに来て、再び姿を消す。
平日の朝は、瞬助はかなり忙しい…
早起きして、勉強、部活、寮に戻りシャワーして朝食。そして登校。
それを毎日、元気に繰り返している。
そんな姿には、凄いな…と感心したりするけど…
それを伝えたら調子に乗りそうなので、思うだけにとどめるコウジ。
そうして、瞬助とたくみ、コウジの三人で朝食を済ませ、隣接する学校に登校する。
昼休みにコウジは、広井にサークルの集まりには行けないことを伝えるため、3年の広井がいる教室を訪ねる。
瞬助は、朝から指輪を付けて登校したため、ファンの女子たちが動揺して、群がっているので、声かけれず…
たくみも今日は日直で次の授業の準備があるため誘えず。
結局1人でやってきた。
「広井先輩は…」
やはり3年のフロアは居づらくて、一人で来たことを後悔するコウジだが…
意を決して、入り口付近にいた3年生の男子に広井を呼んでもらう。
「楠木?どうしたんだ?」
教室から廊下にでてくる広井。
「あの、サークルの件なんですが、やっぱりやめようかと…」
「えっ!どうして?」
当然驚く広井…
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