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第161話

翌朝5時…。 「ん…朝か、んー」 中学のころから5時起きの生活を続けていたので、朝5時になると自然と目が覚める瞬助。 起き上がりながら、隣に寝ているコウジを覗き見て頬にキスを落とす。 「おはよーコウジ」 ぐっすり眠っているコウジの寝顔で和んだあと… 朝の仕度をして、部屋に戻って、日課の早朝勉強をはじめる。 朝一で勉強するのは、ここ五年ほど続けている日課。 「6時前か…コウジ起こすかな…」 今日は委員会の仕事で早起きするらしいコウジを起こすため近づく… 「コウジ!コウジ~朝だぞ!起きろ~、起きないとキスするぞ~」 コウジの肩に触れながら、耳元で呼ぶ瞬助。 しかし、一度寝付くとなかなか起きないコウジ… 「ん…、」 少し反応したかとおもうと、布団にもぐってしまう。 「コウジ、起きろ~」 瞬助はコウジを覗き込んで、頬にキス… さらに名前を呼びながら…唇にもキスをおとす。 コウジに覆いかぶさるように…Kissに集中していた瞬助だが… 不意にコウジが動いたと思うと… ガツッ!と、素早く瞬助に肘打ちを食らわしてくる… 「ッ!っ痛ぇ…コウジ、…いてて、お前な…いきなりなにするんだよ」 ちょっと怒って言い返す瞬助だが… 「……」 しかしコウジは無反応… 「…コウジ?」 「って、寝てんのかよ!え?…寝ぼけてんのか?おーい…」 また殴られたら嫌なので、今度は、警戒しながら…恐る恐るコウジに触れて声をかける。

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