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第178話《あれから2週間》

4月も半ばを過ぎ… 新緑が芽生える頃…。 僕は、ついニ週間ほど前に、初めて瞬助と一歩踏み込んだ関係になった…。 あの日から瞬助が求めてくるから毎日してる。 そろそろ腰が痛くなったりするかと思ったけどそんなでもない… Hの前に必ず腰のマッサージをしてくれる瞬助。 そのおかげか単なる慣れか瞬助がうまいのか… そんなに苦痛ではない… そんなこんなで過ごしてる僕たち… 今日も夕食後、僕の部屋で一緒に課題に取り組んでいる。 「瞬、ゴールデンウィークは実家帰るんでしょ?」 気になっていたことを聞いてみる。 「いや、帰らねぇけど」 「え?どうして?去年帰ってたよね」 「だって帰ったらコウジ抱けねぇだろ?」 「ぶ…そんな理由で…」 瞬助の答えに吹いてしまうが… 「そんな理由ってなぁ、かなり重要なんですけど俺としては!」 意気揚々と言う瞬助。 「…数日間くらい我慢できるでしょ?」 「できねぇな」 はっきり答える。 「……はぁ即答ですか、でも今度修学旅行とかあるし毎日は無理だよ」 「いや、やり通す!1日1H記録更新するんだから協力しろよな」 「1H以上してる気が…」 「愛されて嬉しいだろ?」 コウジに近づいて、肩を抱き寄せながら… こめかみにkissを落とし囁く… 「もう…」 そんなスキンシップ好きな、イケメン男子にため息をついてしまう。 「1日一回はエロいお前見ないと力でねぇし」 ぽそっと付け足すように呟く彼。 「瞬!?」 おバカ発言に呆れるが…

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