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第50話
キモチワルイ、キモチワルイ、キモチワルイ!!
何度心で叫んだ事か。
平蔵から触られるのと全く違う。
平蔵から触られると気持ち良くて幸せになるのに……。
この男達に触られると自分が汚れていく感覚に襲われる。
もう、平蔵には抱いて貰えない。
汚くなってしまうから……綺麗な平蔵に触られたら……生きていけない。
◆◆◆
ヤンチャな若者の仲間はビル近くで様子を伺っていた。
真後ろでバイク音。
振り返ると平蔵とその後ろに仲間が乗っている。
「親分!」
平蔵に駆け寄る。
「おや……ぶん?」
平蔵は戸惑い苦笑いだ。
「あのビルの中です」
平蔵にみーくんが連れ込まれたビルを教える。
「ありがとう」
平蔵は2人に礼を言う。
「俺らが外の奴らボコるんで親分は助けに行ってください」
ヤンチャな若者2人は手の指をボキボキ言わせて微笑む。
巻き込むのは……と言いたいけれど早くみーくんを助けたい。
「ありがとう、このバイク借りていいか?壊したら弁償するから」
「はい!」
ヤンチャな若者2人は元気な返事をくれたので、平蔵はバイクをふかすとビルの入口に迷わず突っ込む。
「なんだてめー!!!」
入口に居た男を足蹴にして中にバイクのまま乗り込む。
平蔵を追いかけようとする男達をヤンチャな若者2人が飛び蹴りを食らわす。
そして、体力を持て余す彼らの圧勝である。
◆◆◆
みーくんは両脚を広げさせられ、男は小さい穴へ舌を這わす。
キモチワルイ……。
舌が中へと入ってくる感触に身体が震える。
ジュルジュルと嫌な音が耳に聞こえてきて、泣きそうだった。
そこは平蔵にしか見せたくないし、触られたくない。
ましてや平蔵以外の男のモノをそこに入れるなんて死んでも嫌だ!!
いっそ、死にたい……。
だって、もう平蔵には会えないんだから。
これから先色んな男達に好き勝手に身体を弄ばれるのなら死んだ方がいい。
両親は自分には会いたくはないだろうけど、祖父は笑顔で迎えてくれるかも知れない。
平蔵……ごめんね。
心で何度も平蔵に謝った。
でも……みーくんが連れ込まれた部屋に外の騒ぎが聞こえてきた。
「なんだ?」
叔父も気にして、みーくんの手を押える男に様子をみてくるように指示する。
叔父はもういきそうでみーくんの中で射精したくてたまらなかった。
「お前の中で出してやるかな」
みーくんの口から自分のモノを出させると「おい、コイツの足を広げさせろ」ともう1人の男に命令。
「えっ?まだこれからですよ?」
まだ指は入れていないから解れてはいない。
「無理矢理でいい、そっちが締まって気持ちいいだろうし、無理矢理だってされるんだから慣れてくれないとな」
男を押し退け、みーくんの両脚を掴む。
「いい声で鳴いてほしいけどお前喋れないもんなあ……それが残念だよ」
叔父はみーくんの小さい穴へ自分のをおしつける。
イヤダ……、
涙が零れた。
イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ……
呪いの言葉みたいに心で繰り返す。
「おい!!」
外か大声が聞こえてきた。
その声に叔父の行為が止まる。
外に様子を見に行った男の声だった。そして、その後直ぐに「みーくん!!!居るんだろ?どこだー俺を呼べ!」と平蔵の声が響いてきた。
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