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第14話

キスなんてどれくらいぶりだろう? 平蔵はみーくんの咥内へ舌を侵入させると絡ませる。 みーくんの舌はやわらかくて、そして温かい。 平蔵が絡めてくる舌にみーくんも絡めてくる。 平蔵は夢中だった。 みーくんの背中に手を回すとぎゅっと抱きしめる。すると、みーくんも平蔵の背中に両手を回してくる。 みーくんの背中に手を滑らせる。 スベスベしている手触り。その手触りは心地よい。 みーくんは華奢だ。 ガリガリというわけではないが、男を抱きしめているというより少女を抱きしめている感じがする。 腰も細い。 みーくんの腰から下へ手を這わす。 腰より下はお尻だ。 スベスベでやわらかくて……気持ちいい。 ぎゅっと手のひらでお尻を掴むとキスしているみーくんの身体がピクンと反応をみせ、吐息がもれる。 片手でお尻を触りながら、もう片方でみーくんの後頭部を押さえる。 何度も角度を変えながらキスをする平蔵。 唇を離してみーくんを見ると艶っぽい瞳で平蔵を見つめてくる。 凄く大きな瞳に吸い込まれそうだ。 みーくんは背伸びをして自分から平蔵にキスしてくる。 本当に大胆で……小悪魔なみーくん。 やばい……と思う。 平蔵は後頭部にあてていた片方の手をお尻へと這わせると割れ目をさく。 その割れ目にはみーくんの蕾の大事な部分がある。 その大事な部分を指先で円を書くように撫でる。 ピクンと反応するみーくん。 嫌がりはしない。それどころかぎゅっと抱き着いてくる。 こ、これは抱いていいという事なのか? 平蔵はキスしていた唇を離して「みーくん……これ以上は……ダメだ」と言った。 いくら、大胆に誘われても……出会ったばかりだし……もしかしたらみーくんは雰囲気にのまれているだけかも知れないと。 若い頃は誰にでもある事。 その場の雰囲気や酒に酔って……という事を若い頃に平蔵も経験している。 みーくんは平蔵の胸に唇を押しつけてくる。 「みーくん……本当にダメだって……みーくん……俺……オッサンだし、君みたいな若くて可愛い子にこういう事されるのは慣れていないし」 また、理由の分らない事を言っていると自分で思う。 でも……何故だろう?心と身体が合っていない行動を取るのは? 今も昔も自分が野獣なオスだと分かっているくせに……カッコつけてしまうのだ。 その証拠に平蔵の下半身はムクムクと大きくなっている。 ああ、俺のチンコは紳士じゃねーえええ!!!!

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