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※穏やかな心地→sideY

何度もせがまれるままに熱を注ぎ、はっと気がつくと明け方になっていた。 東流は俺の腕の中で半ば夢心地のような表情を浮かべて甘い吐息を漏らし続けている。 こんなふうに穏やかな気持ちで抱いたのはいつぶりだろうか。 緩んだアナルからペニスをひきぬこうとすると、切なそうに身を揺らして東流が腕をつかむ。 「……ん、……もすこし……このままで…いろ…」 掠れた声で甘えるように腕を引かれると、思わず頷く。 後処理しないと、後でつらいのは東流なんだけどな。 落ち着かせるように背中を撫でると、ふるふると肌を震わせて俺に密着してくる。 甘える仕草が可愛くてたまらなくなる。頬に自分の頬をくっつけて、 「はやく出さないと、お腹いたくなるぞ」 すりすりと擦り付けると表情が和らいだままで、軽く息をついて俺を見返す。 「できるだけ、おまえ、と、ずっと、つながって……てえ……」 何でそんな事、言うかな。 「……わかる、けどさ……もお!!……トールのばか」 中に入れたままの、俺の欲望がまた熱をもってしまう。 それに気がついたのか、東流は、鼻を鳴らして笑い、 「やっぱ……絶倫……だな」 呆れた口調で呟く。 「あのね、いっとくけど、トールのせいだからね。可愛すぎなんだよ!」 「いや、いちいち反応するヤスのが可愛い………んッ…」 俺の熱に反応して、きゅうきゅうし出す中の肉壁と、熱をもった身体で俺を抱き寄せ、眉をきゅっと下げて息をつく表情に魅せられる。 「ふふ……もう、欲しいって顔してる。どっちが絶倫なんだよ」 「……どっちか競争すっか……こーいうのも、いい……な。おまえのが中ででかくなったら……俺がくらうってのも。ずっとこのままいてえな…………」 いやらしく舌先で唇を舐めて、誘うように腰を揺らしはじめる。 「やば、それ、かなわない気がする」 結局俺らはこの後、チェックアウトまで、お互いを貪り尽くした。

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