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※【番外編】やくそく

台の上のステージで衣服を脱がして貰い、犬になることを誓う儀式をおこなうのがショーの目的らしい。 犬と認められたモノは、主人とのパートナーになりここでは犬として扱われる。 それがお互いの喜びとなるらしいが、俺には全く気持ちを理解はできない。 康史がそれを望むなら、そうしてやりたいという気持ちだけだ。 康史に腕をひかれてステージにあがるが、身体を拘束している革の感覚が血流を押さえ込んでいて、自由に動けずに、くらくらしてくる。 動悸も激しくて身体中の体温もひどく熱をもっているような気がする。 「トール、オレのいう言葉を言ってね」 優しい康史の声が聞こえて、こくりと頷く。 尻の中ではグチュグチュと張形が俺の胎内で蠢いていて、頭が真っ白になっている。 「皆様の前で服を着ていられないおれを、淫らな犬として扱ってください。牝犬としてこれからご主人様に躾てもらいます、って言える?」 囁く康史の表情は興奮しているのか、俺を見つめる瞳に熱を感じる。 「……ッ……ふ、みなさまの、前で、服を着てられない、おれをッ……みだらな、いぬとして、ッあつかってください、メス犬として、ご主人様にしつけてもらいます……ッ」 俺が言葉を吐き出すと、康史は頭を撫でてネクタイを引き抜いて俺のシャツを脱がし、手伝うように側の男が俺のズボンを引き下ろした。 康史は手にしていた犬用のリードを俺の首輪に繋いで、床を指さした。 「トール、まず服従のポーズだよ。教えてあげるからね……仰向けになって寝て」 俺は硬い床に仰向けに寝転がり、康史を見上げた。 「気持ち良くなれるから、安心して……、両手をあげて、脚を開いたままで軽くあげて」 言われるがままに、客達に丸見えになるなとちらと考えたが脚を開いて服従のポーズを作った。

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