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※happybirthday→sideT

期待に満ちた康史の視線は、俺からのねだる言葉をひたすら待っている。 ヒクヒクと開閉するアナルの口からは、さっき公園で注がれた康史の精液が太股をつたい、床へパタパタと落ちる。 俺がいま、身につけているのは、康史にもらったネックレスとピアスだけで全裸である。 寒いはずなのに、熱いとか、マジでおかしいし、膝がガクガクして、立っているのもかなりしんどくなってるし、いまさら、何を恥ずかしがればいいのか、正直わからねえし。 康史は、俺がねだらなきゃ何もしないよと言う顔で、言外に恥を捨てろと言ってくる。 これ、ホントに俺の誕生日プレゼントなのかよ、と、康史へツッコミ入れたくなるが、まあ、俺もそれどころじゃない。 ほしいもの? そんなの一つしかない。 ほしいことは、俺を愛してほしいってことだ。 だから、康史の愛し方が、こういうことだと、わかっているから、これでいい。 これ、が、いい。 「ヤス…………俺に、はやく、触って……くれ」 「どこに触ればいいの?」 意地悪にすぐ聞き返され、もどかしさに俺の中の理性がパーンと弾ける。 「だから…………ッ、っ、ち、ちんこ、触って…………くれ、あと、キス、してえ……っ」 途端に頭を抱え寄せられ思わず体勢を崩して壁に手をつき、くちゅっと唇が重なり舌を吸い上げられる。 俺は唇を開いて、康史の舌を吸い返し、背中に腕を回す。 じんじんと舌先から駆け上がる快感に鼻を鳴らして、唾液を啜る。 その間に、康史は俺のペニスの先のピアスのあたりをゴリゴリと指でこね、俺はがくりと膝をついて、ビシャッビシャッと床に向けて射精する。 全身を溶かされてしまうような熱に、俺は何度となく身震いを繰り返すしかない。 唇がゆっくりと離れて、ふぁさふぁさと頭を撫でられ、 「トール、ちんこからもアナルからも精液漏らして、すげーエロエロ…………視覚だけで、たまんない。も、俺が限界だわ。今度は上の口にも精液あげるからね」 優しい口調でいいながら、俺の顎を掴むと口を開かせグッと猛った肉を咥内へと押し込む。 「ンむ、ンンッーーッんーーん」 1度射精している精液の味のする康史のペニスを頬張り、しゃぶりながら、俺は激しく興奮しきっていた。

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