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※理科実験室→sideT

実験用テーブルの上で脚を開いていると、なんだか、カエルの解剖される前のカエルにでもなっちまったような気分だ。 康史は指先で敏感になってる穴の周りを辿りながら、想像したことを白状させようとしている。 「…………ッ、だ、だから……ッ、よ……」 何っつたらいいかわからねえ。想像はしてたけど、言うほど具体的じゃなくて……。 ただ単に、康史と抱きあいたいって、そんだけで。 「俺が答辞読んでる時、何考えてたの?」 優しい手つきで、乳首に刺さったピアスを指先で揺らす。 「だから……ッ…………ッく、ッふ……ッ」 ピアスの動きにじんじんと背筋が震えて、穴もはくはくと欲しくて仕方なくなってくる。 「………ヤスに………だき、しめられて……ちんこ、ぐぷぐぷ突っ込まれるの…………そーぞーして……きたい、してた」 多分、そういう具体的なことを言ってほしいんだろうなと分かってしまって、思わずそう答えてしまうのは、なんだかあざとい気がして好きじゃないんだが。 言わないと、焦らしまくられて、脳みそが沸騰して死んじまう。 「トールすごいエッチだね。…………じゃあ、もっと中を拡こうか」 康史は、戸棚から試験管が並んだ木の箱を持ってきて俺の目の前に置く。 「トール、危ないから力入れたらダメだよ。自分で弛緩する練習」 「ちょ、まて……ッて、わけわかんね……ッて…………」 「はい、息吸って、力ぬいといてね」 康史はすっかりスイッチ入っちまったのか、俺の言う事を聞きやしない。 危ないので息を吸っていうとおりにすると、冷たい感触が穴の入り口にあたり、ずぶぷっと音をたてて中に入る。 「……くッ、ち…………と……ッ、あ、まて……って」 首に力を入れて頭をあげて、視線を落とすと試験管がケツから生えている。 これ力を入れたら、割れるだろ……ッ。 俺は流石に青ざめて、康史を見上げる。 「イイ顔。あんまり怖がる顔見れないから、すごいレアだよね」 カチカチと何本かの試験管を手にしながら、康史はにっこり優しい表情を浮かべて笑みを刻んだ。

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