いやらしく誘う東流に煽られて、気がつくと身体を痙攣させて床の上で彼は震えていた。 どうしても、ヤリすぎちまう。いくら頑丈な彼でも、そのうちヤリ殺してしまうのではと、内心ヒヤヒヤしている。 ずるっと胎内から萎えた肉を引き出すと、閉じられない穴からとろとろと注いだ体液が溢れ出す。 ｢……大丈夫？｣ すっかり存在を忘れていた東山に声をかけられて、俺は思わず目を見開く。 ｢…………うん……ついつい、ヤリすぎちゃうんだよね｣ ｢はんぱないね。東流、気い失ってる？｣ 東山は準備してくれたのか、暖かいお湯を入れた洗面器と絞ったタオルを俺に渡す。 四つん這いのままの身体をそっと抱き寄せて、仰向けると東流は目を見開いたまま、ひっくひっくとしゃくりあげたままである。 ｢ん、飛んでるみたい｣ 汚れた体をゆっくりと撫でるように拭いて、頭をそっと撫でる。 ｢まあ、俺にはわかんない世界だけどね。あんまヤリすぎんなよ。でも、とりあえず、おかずにはさせてもらったよ｣ いたずらっぽくニッと爽やかに笑う東山は、大したたまだなといつも思う。 指でアナルを拡げて注いだ体液をかきだして中を綺麗にする。 洗面器の中のお湯でタオルを洗い、滑らかな筋肉も綺麗に拭いとる。新しい下着とスエットをもってくると、きっちり着せる。 ｢トール？トール、大丈夫か｣ 声をかけると、緩慢な動作で俺をまだうっとりした表情のまま、東流はみあげてくる。 トリップ中かな。 可愛い…………。 ｢毛布だけちょうだい？俺はココで寝るよ｣ ｢ああ。あと、トール運ぶの手伝って｣ 東山は180を超えた身長があるので、手伝ってくれると助かるのだ。 ふらつく東流の身体を東山は支えて寝室まで運んでベッドに転がす。 寝室の棚から毛布を１枚出して東山に渡すと、東山は肩を竦めて、 ｢じゃ、おやすみ｣ とだけ言って寝室から出ていった。 東流を見ると、まだぼんやりしているようで、俺は横に転がると大きな身体を抱き寄せた。 ｢大丈夫？｣ ｢…………ん…………。なあ…………、やす…………しごと、のあるひも……もっと……さわってほしい……｣ 頭を寄せてつぶやく東流の言葉に、俺は心臓を掴まれた。 ｢…………ち、と…………さみしいから｣ 掠れた声の呟きに、俺はその体を強く抱きしめた。 ｢…………分かった。でも、事故したりしたら大変だから……触るだけな｣ 俺の言葉に安心した表情を浮かべて、東流は口元を緩めて笑みを刻む。 ｢やす、すきだ……｣ 告げられた言葉に答えを返すように、俺は東流の唇に深くクチヅケを刻んだ。 【新生活祝い END】