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※征服→sideY
漸く落ち着いた時には、東流は目を見開いたままで正気を飛ばしている様子で天井をみあげていた。
焦点はあっていないようで、開いた唇からは唾液と俺の精液が痴呆のような流れている。
「だいじょうぶか……トール?」
俺が好きな鋭い眼差しは、溶けきった表情のまま戻ってこない。
そっとコックリングを外してやると、勢いなくとくんとくんと精液が漏れ出し、快感に震える唇から更に唾液がこぼれてあご先をぬらす。
果てしない快感に溺れきった表情。
自分がそうしたのかと思うと征服欲が満たされて気持ちが充ちる。
そっと胸元を撫でて、頬に唇を押し付ける。
「んん……う、やす…………きもひ…いい…」
膚に触れるだけの刺激にも感じるのか、開放したペニスからは精液がぴゅくっぴゅくっと溢れ続けている。
「気持ちいいだろ?トールは俺のメスだからな、もっともっと気持ちよくさせてやっからな」
頷く東流は意味を理解している様子ではなかったが、夏休みが終わるまでにはすべてを征服してやろうと思う。
東流は、精液に濡れた下肢をもぞもぞと動かして、こくりと喉を鳴らし、
「……ヤ…ス…たんね……えよ…もっと…くれ」
ふっと笑みを刻み、淫らな表情のままで飢えた目を向けた。
て……体力無尽蔵だった…、こりゃあ、征服されるのは俺のほうかも。
ぶるっと俺は、これからのことを考え身震いをさせた。
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