「うわ、ドロドロ」 受験勉強と言う名の放置プレイを約3時間ほどして、漸くキリのいいところで背後を振り返る。 涎と涙で顔をべっとべっとにして、腹部を精液と失禁したのか尿で汚した東流がしゃくりあげながら崩れ落ちていた。 …………うわ、絶景なんだけど。 すぐにやりすぎちゃうのは、俺の悪いところなんだけど、抵抗せずやらせてくれる東流も悪いと思うんだよね。 椅子から立ち上がり、ビニールシートを敷いたままの床に近寄ると、東流の頭を撫でて放心状態の顔を覗きこむ。 ｢お漏らしするくらいよかったの？悪い子｣ ボールギャグと首輪と手枷を外してやり、近くにあったタオルで東流の濡れた体を拭いてやる。 それにすら感じてしまっているのか身震いをして、掠れた低い可愛い声で小さく鳴く。 こうやって、いつまでも閉じ込めてずっと飼ってやれればいいのにな。 「……あ………やす……ふう………んん…ああ…っあ、ああ、」 とろんとした目でぼんやり見返されると、愛しさがたまらなくつのる。 オモチャでおかされすぎて、すっかりトリップしてしまっているようだ。 「そんなに、キモチいいの？」 「ひ……ひもち………ッひ………ぁあ、あう……ああ」 ｢お漏らししないように、蓋するよ｣ 涎を拭いてやりながら、ペニスにプジーを挿しなおして、東流の体をなんとか抱えてベッドまで引きずりあげる。 もっと軽く持ち上げられるようにジムでトレーニングしたほうがいいかな。 東流の体をベッドに入れると、ゆっくり隣にねそべる。 ひっくひっくと全身を震わせている様子が可愛くて、オモチャの動きを止めずに抱きしめる。 誰かに奪われたりするくらいなら、このままブッ壊してしまいたい。 俺だけに縋ればいいと思う。 自分勝手すぎてゴメンと思うけど、きっと誰に言ってもわかってくれないだろうから言わない。 「、、や、、やす………ああ…ひ、うう、、ああ…あああ」 しがみついてくる手の甲に、そっと手を重ねる。 理性などなく、淫らにあえぎながら必死で俺の体を抱きしめる大きな胸元に頭を埋める。 なあ、トール、このまま壊れちゃえよ。 ぶっこわれて、俺だけ見てろよ。 誰にも言えない、俺の願望。 誠士には既に気づかれているかもしれないけど。アイツは必死に俺を諌めようとしてくる。 叶えられない願望、叶えちゃいけない…………願望だ。