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第12話 部活動強化週間。 9『私は強情です』

「ぅン……っ」  いつもでしたら下着を脱がされてから触れてくるのに、何故か今日は履いたまま直接ふれられました。  …私が鏡を気にしているからでしょうか?  ……それとも私の反応を楽しんでいるのでしょうか?  ひょっとしたら両方かもしれません、今日の杉原先輩は意地悪でしたから。  それでも嫌じゃない私がいました。  私の『それ』軽くしごかれただけなのに…先端から体液が溢れてきていました。 「……こんなに蜜を垂らして、こんなにキモチイイんだ?」  ……蜜なんかじゃないです。  いつ否定しても杉原先輩はこの言い方をやめてくれません。  ……これも意地悪なのでしょうか…。  でも、気持ちが良いのは確かでした。 (下着が……汚れてしまいます…)  でも、自分から脱がせてほしいだなんて恥ずかしくて言えません。 「……ぅ…っ」  それでも先端からの体液は気持ちがいいと出てしまうもので、それでもやめて欲しくなくて…どうしたらいいのか悩んでいたら、 「…もう、ここまでパンツが濡れていたら…イくまで履いてる?」  私の顔がとても熱くなりました…まるで火でもついたかのようで……。  私は見ないようにしていた鏡で今の状況を確認してみると、自分の顔が熱で侵されているようなくらい……いえ熱で犯されている状態でした。  そして『それ』は早く絶頂を迎えたくて疼いていました。  ……絶頂を迎えたい私の膝はガクガク震えていて、立っているのがやっとで、自分で脱ぐには座りたいです。 「…じぶンで……ぬぎます…」  私が下着に手をかけたときに、杉原先輩は耳元で…、 「なんで『脱がせて』って言えないの?」  その耳元の声の息に、私は反応してしまって、達しそうになりました。 「っャめてッ…でちゃっ!!」  本当に達してしまいそうで、悲鳴のような声を上げてしまいました。 「ンンうぅっッ……!!」  私は達してしまいましたが、先輩は咄嗟に下着を下ろしてくれて手の中で精液を出してしまいました……。 「あっぶなー!!ノーパンで帰るつもり……ってえ?!叶ぇ?」  私はと言うと……快感に耐えきれず、その場に倒れ込んでしまいました。  す…杉原先輩との情時の前儀は最近……精神的にきてしまうものばかりで、私には辛いものがありました。 「……もっ……ぃいですっ……挿入れちゃって…くださっ」  早く…膝を付いていれば良かったです……そうしたら鏡を見ないで済んでしまっていたのに。  私は這ったまま、お尻だけを上げました。 「……無意識だろうけど、その体制かなりエロいんだけどね……倒れ込んだとき何処も打ってない?」 「……倒れたときの衝撃なんて…、達してしまった衝撃に比べたら……」  そう言っている最中に……冷静に考えてみて、今私がしている姿はとんでもない状態でした。  凄い羞恥心で押し潰されそうになり、起き上がろうと力を下半身にいれたときに私のお尻の穴周辺に柔らかい感触がありました。

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