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第13話 部活動強化週間。 10 『いつも前儀が長い』
「慣らしてないから……無理だよ?」
音を立てて、……私の『お尻の穴』を舐めていました。
しかもわざと音を立てて。
……される度に思うのですが、汚いです。
こんなことをして私が杉原先輩を病気にさせてしまったら…と思うのですが、されている側からすると…申し訳ないのですが気持が良いのです。
「……ンぁッ…」
いつもいつもこうされると気持ちが良くて、言う前に快感が勝ってしまい、私は最近あまり強く言えていません。
……私が杉原先輩にこうしてあげたら、気持ちが良いと思って…感じてくれるのでしょうか…?
いつかされるだけではなく、先輩に私と同じくらい気持ちが良くなって欲しい…、なんて思います。
「…へぇ、……考え事出来ちゃうくらい、…叶にはこのくらいカンタンな快感になっちゃったんだ?」
今度は舌で舐めるのではなく、杉原先輩の『綺麗』な男らしい指が『穴』に…入ってきて、私の弱いところを攻めてきました。
「ゃあッ……!」
「っ…ここは前立腺。叶はここ弄られるの大好きだもんね?」
好きかどうかは…別として、前立腺に触れられると私は蕩けてしまいそうになります。
前立腺に触れられて快感を感じてしまうのは私だけなのでしょうか……?
片手で中を弄られているのにもう片方の手が私の穴の前にある『それ』にまで握られてしまったとき
「ンっ……だめッ……」
私は咄嗟に横に倒れかけてしまいました。
「…ダメなの?イイじゃなくて?」
「……だめです…また…でてしまぃます…」
私ばかり絶頂を迎えるなんて、私は嫌でした。
「いいんじゃない?キモチイイ証拠デショ」
「……おなじょぅにきもちょくなりたい……ってぉもったら…だめです……か…?」
会話するときは……お願いですから、行為はやめてください…!!
話になりません……。
杉原先輩はクスクス笑いながら私のお尻に唇を付けて、
「叶にはまだ経験が足りないと思うよ?」
「……わたしはっ…まなぃたの…こぃはィや……です」
「叶は『まな板の鯉』というより『舟盛りの御馳走』だよね?」
変な例えはやめて欲しかったです。
……変な会話をしていて気付くのが遅かったですが、私の『穴』に入っている指がいつの間にか増えていて、杉原先輩の『それ』を挿入れるための準備は進んでいました。
「せ…んぱぃ……ダメなン…ですゃめて…ッまたでちゃぅっ…!!」
私の必死の訴えにも先輩はあまり耳を傾けてはくれませんでした。
「もう一回出してイイよ……イイ声で鳴いてくれたらね」
「……?」
鳴く…?
泣くではなくて?
というか…私はその時には既に泣いていましたが……。
「叶、…正面見て」
私はその時にはようやく鏡が存在することを思い出しました。
鏡に写っているのは…性器は見えていませんでしたが、お尻を先輩に向けている私の顔。
「や……ャだぁッ…ンぅ!!」
更に羞恥に陥り、2度目の絶頂わ迎えてしまいました。
いつも…いつも、杉原先輩の『それ』を挿入れる前儀が長いのです。
(…今日は鏡があるので余計に辛いのかもしれません)
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