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第52話 7

俺はパンティーの上から叶のペニスを舐めた。 叶が一生懸命に喘ぎ声を上げないように堪えてるのが分かると、いじらしく感じる。 それと同時に『可愛い啼き声』も聞きたくなる。 ここは根気の勝負かな。 パンティーをとことん舐め尽くして、焦らして焦らして。 「ンっ……くぅンっ…はぁっ」 叶の息が上がっていき身体をくねらせた。 薄くても布は布、直接舐められて触れられないから焦れったいんじゃないだろうか。 叶のペニスの肝心の亀頭には舐めない、触れない。 アナル周辺を舐めあげる。 叶の身体がフルフルと震え上がり蒸気すると、下半身の肌がどんどんとピンク色に染まっていく。 そんな反応をする彼の身体を見ていると、俺の身体も比例したようにジーンズがキツくなっていくのをかんじる。 そんな俺の反応は多分彼は気付いていないと思う。 パンティー越しにアナルに出来るだけ指を挿入して茎を舐めた瞬間、 「っ……やぁっ!!やらぁっ…ぃじゎるしないれぇっくらさっ…うっ……」 叶はグズグズと泣き出した。 あれ、少しやり過ぎたのかな、俺。 そう思い、少しだけ罪悪感を感じていると、 「…したぎばかり、くちづけ……あまりいま『キス』っ、してませんっ…」 「ごめんごめん、これからしよう?」 「したぎばかり……っなめてたのしぃですかっ」 「叶が降参したら、全部『愛してあげる』予定だったから」 「……したぎではなくて…、ゎたしを……かわぃがって…くださぃ……っ」 「…………」 俺はフルフルと震えながら、不安そうに泣いている叶の全身、心も包み込むつもりで優しく抱き締めて、 「ごめんね、叶」 心から謝ってから唇を重ねた。 「パンティーより叶のほうが『好き』だよ」 「ゎたし…は」 「叶が俺を『嫌い』になっても、俺は叶だけ『好き』だから」 どうかこれだけは信じて欲しい。 「俺が『愛してる』のは、叶だけだから」 叶の心なんて俺は分からない。 だから今キミが俺をどう感じてるかなんてのも分からない。 これでキミに呆れられたら、また一から『一生片想い』から始めるから。 だから泣き止んで? 「……すぎはらせンぱぃ、……なかなぉりの…『情事』…してくださぃ」 「い……いいの?」 すると叶は、濡れたパンティー…じゃなくて下半身を押し付けてきた。 なんだか急に大胆になってない? 「『愛してる』せんぱぃにしか……たのめませんし、まだ…ぃたずらのさいちゅうっですよね……?」 ようするに叶は俺を変わらず『愛してる』し『愛し合いたい』と許してくれるらしい。 叶の寛大さに驚きながらも、俺は叶に残っているパジャマの上着と濡れたパンティーを脱がせた。

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