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第13話 先輩! お願い聞いて欲しいにゃ!

勢いで言ってしまった……。言った以上、後に引き辛い……。うみゅ。 「シュン……、乳首をそうして欲しいなんて、ヤラシイ」 「ぅにゃ!?」 指先でツンツンって乳首を触られて、俺はビクンと動いてしまった。 「や、やらしい?」 「ウン、ヤラシー。エロエロ~」 二コリと可愛らしい笑顔をしながら、ルアは俺の乳首を突いてる。 ルアにツンツンされて、俺の乳首は受けた刺激に尖った。 その乳首を"くにゅ"と指先で上向かされる。 俺は思わず涙目で「にゃぅ」と言いながら自分の乳首を見た。 ルアの指先に弄られて、俺の乳首は赤く尖って硬い粒になってる。 「……ね、シュンは何で僕に乳首弄って欲しいの?」 「それは……」 そこで俺は素直に「自分じゃ出来ないから、乳首を吸ったり噛んだりして欲しい」とルアに話した。 顔から火が出る思いだ。 「……そっかぁ~。ンふ、良いよ? んじゃ、僕の部屋に行こうか」 「うん」 これでハークにしてもらえた事と、同じ事をルアにしてもらえる。 ここにハークは居ないし、自分じゃ出来ないから思わずルアにお願いしてしまった……。 俺は服を着ながら招いた展開に顔を真っ赤にして俯いてた。 ルアをまともに見れなかったんだ……。 そして俺はルアに手を引かれて彼の部屋に入り、俺だけ上半身の服を脱いだ。 手で引かれるままにベッドの上に対面で乗り、ルアは俺の胸へ顔を近づけてきた。 そして…… ―ちゅ。ちゅぅ。 「にゃぁん!」 ルアに乳首を吸われた。 乳首を吸われている感覚に、俺はルアの頭を抱えて悶えた。 吸われながら、舌先で乳首に愛撫を受ける。 ゾクゾクとした痺れが起き、俺は「は、にゃ……」と震えた。 身体の奥が……甘くジンジンしてくる……。 その感覚は俺が求めていたものに近い気がしたが、本能が『違う』と囁く。 ルアは暫く俺の乳首を吸って、「ぷはっ」吸うのを止めた。 乳首から銀糸を伸ばしながらルアが離れた。 俺がどこか物足りなさを感じながら乳首を確認した。 ルアに交互に吸われた乳首は粒状にツンとしており、周りはぷっくりして全体が赤く染まり唾液で濡れてかっていた。 「……シュンって乳首吸われるの好きなの?」 「にゃぁう~。分かんにゃい」 ハークにされて、俺……ハマっちゃったのかな? そしてルアは服越しに俺のペニスを撫でてきた。 "ムズ"として、ペニスが僅かに膨らんだ感じがした。 でもそれ以上の変化は無く、ルアは再び俺の乳首に舌を伸ばした。 舌でくるくると乳首を撫で濡らす。 そんなこれからの行為を促し見せつける様な舌での準備に、俺の心臓はトクトクと鼓動を早くした。 「んじゃ、次は噛むね? ん、んむ……」 「にゃぁっ……!」 あ、あっ。乳首噛まれて早速歯でコリコリされてる……。 ルアの甘い噛みで乳首が平たんになったり、歯でくにくにされる。 そして強めにルアが前歯で乳首の根本を噛んだ瞬間、俺の中で何かが弾けた。 「ぁッ! は、はにゅ!? ~~んにゃぁあ!」 "ゾクンゾクン"とした強い痺れが起こり、一気に股間に刺すように流れた。 なおも噛まれ続けられ、俺の腰がカクカクと揺れ始めた。 ルアも俺の変化に気が付いたのだろう。"噛み"を強めてきた。 ルアはまたペニス具合を確かめてる。 噛まれる度に俺のペニスはぴくぴくと布を押し上げ、吸われた時と反応を違くした。 ルアは噛みながら俺の前を寛げ、ペニスを解放した。 俺のペニスは抑圧していたものが無くなった事に歓喜して、"ぷるん!"と勢いよく立ち上がった姿を現した。 ペニスの先端からは先走りが湧き出て、俺の腰の動きに窪みから溢れて流れ出た。 ルアは指先を先走りで潤う窪みに擦り付け、"にちゅくちゅ"とした水音を俺に聞かせてきた。 そして俺のペニスはルアに弄られ、更に乳首を強く噛むと震えて先端の窪みから透明な汁を大量に溢れさせた。 ―乳首を噛まれた方が、汁の量が上がる。 俺は自分の変化に徐々に気が付きながら、ルアに翻弄された。 胸を仰け反らせ、ルアに乳首を噛まれ易くなるようにし、腰を前後に動かしてルアにペニスを弄られるのを望む。 両方、ルアに捧げる様にさらけ出す。 そして…… 「は……ぁ、あ、あッ……あ、あっ! はっ……は……ぁ……」 ルアに乳首を甘噛みされながら緩急をつけて尿道口を指先で弄られ、俺は快感にハカハカと息が上がる。 俺の様子を見ながら乳首を強く齧り、今やペニス全体を弄るルア。 俺は後ろ手で体勢を何とかたもちルアのなすがまま行為を受け、その結果ペニスの根元から強い昂りが起こり…… 「~~~ンにゃぁん!? ルア、出るッ!! イくっ! ……イく!!」 ―びゅるるッ! びゅる! びゅるッ!! 白濁をルアに弄られて赤く膨張した先端の窪みから、競り上がりを抑えず吐き出した。 ルアは俺から離れ、快感に震えながら涎を流して射精している俺の姿を見てニヤリとした。 そして射精しながら、俺はアナルが何かを求めて"ジンジン"していた。 霞む意識の中、アナルのまだ貼られた状態の猫の顔をした保護シールを思い出しながら俺はそれは黙っていた。 するとルアが喋り始めた。 「ん~~~……乳首を吸われるより、噛まれる方がペニスの反応が良なんて……シュン、エロ過ぎ」 「にゃ、にゃぅ~~~……」 俺はルアの言葉に体温が上昇していくのを感じた。 吸われるより齧られる方を好んでいるだなんて、俺はM気質だったのか!? 俺は言われた事と自分の性癖に顔を真っ赤にしながら、涙目でルアを見上げる。 「ね、誰に仕込まれ……噛まれてこうなったの?」 ルアが見下ろしながら俺に質問してくる。 「……ハーク。ハークしか、乳首噛まれた事にゃいもん……」 俺は涙目で素直に答えた。 「"ハーク"って、ボス猫さんの?」 「うん、そう。俺はハークと一緒に住んでたんだ」 「そうなの!? ……なんでアジアジに? あのボス猫さん、見た目は怖いけど人望あるし、お金も困ってないでしょ?」 確かに何も困った事が無い。 ハークも周りのみんなも俺の事をすごく気に掛けてくれるし……。 でも、アジアジへ来た理由だってちゃんとあるんだ! 「それは俺が最大魔法都市に行って、優しいご主人の使い魔になりたいから。 そしたら、ハークが"路銀稼ぎ"と"魔力制御の修行"と"ツテを作れ"って事で、アジアジを紹介してくれたんにゃ」 そう。俺はその為と、俺を優しく撫でてくれて喜んでくれるなら俺も嬉しいと思って、アジアジで働くと決めたんだ。 俺は併せてルアにその事も話した。 「あー。それ、魔力持ちの獣は大概見る夢だよねぇ。確かに……それらは出来るかな?」 「ルアは違うにゃ?」 「僕? 僕はアジアジでルーム組のトップになって、僕を一番大切にしてくれる人を見つけるのが夢」 ルーム組……。気だるげ美人のフェリスさんを思い出すな。 「そうだ! 乳首を弄るのを個人で楽しみたいなら、これを使ってみたら?」 「?」 そしてルアが俺の前に出して見せたのは……

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