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第17話 『お仕置き』と『特訓』…?

猫の姿で眠った翌朝……さらに昼過ぎ、空は綺麗に晴れており日差しはポカポカと結構暖かい。 そうくれば、俺は今日着る服は薄手の物にしようと決めてダボダボのシャツから出て人型になった。 身体が膨らむ感覚を経て俺は一六歳の姿になり、何となく乳首を確認した。 「……赤くて、ぷっくりしてる?」 ……やはり弄り過ぎた。 連日強めに弄っていたら、こうなるのかな……? 俺は裸のままトタトタとシャワーを浴び、その時、新たな事実を知った。 「乳首への刺激は危険……にゃ!」 そう……シャワーを胸の当てた瞬間、乳首に甘重い熱が集中したのだ。 ツンツンと硬くなり主張し、俺が触れるのを誘ってきた。 俺はプチパニックで慌ててシャワーを終わらせて予め用意していた薄手のシャツを来てアジアジを出た。 向かう先はハークの所だ。 パタパタと走っているうちに俺の乳首は威力を無くし、大人しくなった様だ。 俺は乳首の事は忘れてハークの家の居間の扉を開き、昼食で使った食器の洗い物を終えて手を拭いているハークの後ろに抱き付いた。 買い物に出る前で良かった! 「ハーク! 俺、来週から飯屋と酒場に出る様になるんだ~」 言いながらハークの背中に抱き付いて、自分のシフトを説明する。 そして引っ付いた事により俺の乳首は衣擦れの刺激を受け、"ツン"と形を変え始めた。 俺は内心慌ててハークから離れ、わざとシャツの前が緩くなる体勢をとった。 ハークは俺が離れた事でエプロンを外してこちらを向き、顔を覗き込んできた。 「何だ、シュン、顔が赤いな。熱でもあるのか?」 「熱は無いけど……はぁぅ……」 「? 苦しそうだが?」 「…………が、擦れて……」 「は? 何だ。ハッキリ言え」 「ちッ……く……が……」 「……俺に舌打ちか?」 「違うにゃ!!」 「じゃーナンだよ、シュン~~」 「にゃはぁう! にゃは! にゃははははッ!!!」 「うりゃうりゃ! 言わないとくすぐり止めねえかんな!」 「ち、ちく、びッ!」 「は? ちくび?」 「乳首が擦れて……しょがないんンにゃぁ!!!」 「は……ぁああ!?」 俺はもう自棄になって叫び、シャツを捲ってハークに乳首を晒した。 刺激に"ツン"と自己主張している乳首。 そして俺はこうなった原因をハークに話した。 ……ルアに教えて貰ったタコキューの事とかも、全部。 ハークは俺の話を静かに聞いていたけど、タコキューの事を言ったら顔を覆って唸り声を上げた。 ……そ、そんな顔を覆って唸り声を上げるくらい、俺はハークに負担を掛ける事をしたのか……。 ハークの変化に密かに動揺していた俺に、今度は言葉が突き刺さってきた。 「……魔玩具も使って……って、シュンはいけない子だな」 「にゃ!?」 い、いけない……いけない事をしたのか、俺は!! 「乳首がこうなるのは……い、いけない事だったんにゃ!?」 「……そうだなシュン、これはお仕置きが必要かな?」 「にゃ!?」 や、やっぱいけない事だったのか! しかもお仕置きが必要!? 「……は、はーく、が……俺にお仕置き、する……にゃ?」 「そうだな」 そんなぁ!! 「~~~~ぅうっ……」 「シュン」 「にゃい……」 「おいで」 うるうる涙目状態の俺にハークは手を差し伸べてきて、俺は「みゃぃ……」と観念してその手を掴んだ。 俺はそのまま寝室に連れて行かれ、お互い全裸になってベッドに上がり、 「……え?」 「これがお仕置きだ、シュン」 ……ペニスの根元に紐が巻き付けられた。 何で……? 俺が疑問に思っていると、ハークは胡坐をかき、その上に俺を座らせ…… 「それじゃ、俺がシュンの刺激に弱い乳首特訓してやる」 そう言って俺の乳首に触れてきた。 刺激に弱い……って、刺激に強くしてくれるの? ある意味念願だったハークに乳首を変形……特訓され、俺はペニスに熱が集まるのを感じた。 しかし…… 「にゃ!?」 ペニス根本の紐が"仕事"をしてきた。 そう……俺を"気持ち良くさせない為"に、お仕置きの仕事を始めたのだ。 勃起して……膨張し始めたペニスに食い込んで、俺を押さえつけてきた。 「ンにゃぁ……はーくぅ……ダメにゃ。ペニスがジンジンって……紐、取って欲しいにゃ……」 「シュン、我慢だ。シュンは我慢して、お仕置き頑張るもんな?」 「にゃ、にゃぅ! が、我慢してお仕置き頑張るにゃぁう~~……」 ハークにとっさにそう虚勢を張ってみたものの、俺のペニスはぷるんぷるんと揺れ、全然我慢しない。 そしてハークが胸のしこった乳首を強めに捏ねる度に俺の腰が揺れ、吐息が漏れる。 涙の様にとろとろとペニスの窪みから透明な汁が流れてく……。 「……ふにゃぁん! イきたいにゃッ」 一定の透明な汁が窪みから溢れるのは許されるが、イクくらいは許されない。 苦しいもどかしさに、俺はお仕置きと言われてペニスを縛る紐が恨めしく思えてきた。 少し引っ張れば直ぐ解けそうなのに、お仕置きだから我慢しないとダメで……。 乳首を弄り過ぎる"いけない事"をしたお仕置きを我慢して頑張るって言ったけど、ハークの意地悪!! 俺はもどかしさに腰を揺らしてペニスから透明な汁を垂らし、ハークに「紐を取って」とお願いする。 するとハークは紐は取らずに、乳首の特訓を休憩し、暫く他を触って俺の"波"が静まりそうな時に再び特訓を再開する……。 ……そんなハークの乳首特訓とお仕置きは夕方近くまで続き、俺は「にゃんにゃん」鳴きながら悶えたのだった。

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