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第18話 ご褒美タイム
もう正直、どのくらいそうされているのか分からない……。
―ちゅ、ぺちゅ……ちゅ、ちゅ……
手で撫でたり捏ねたり……抓んだりと色々俺の乳首にしかけていたハークは今、柔々と吸ったり舐めたりしてしている。
だけど俺はハークに齧って欲しくて、特訓で益々赤みが増してぷっくりしてきた乳首をわざと突き出した。
「ハーク、乳首……齧ってッ」
涙の膜で歪んで霞む先のハークにお願いする。
返事がなかなか無い中、息が荒く上がり、「んくぅ……」という感情を抑えた声と共に俺の目尻から涙が零れた。
もうイジワルして欲しくない気持ちを込めて「ハーク」と名前を呼んだら、ぷっくり敏感な乳首を舐められ吸い伸ばされた後……
―ガリ……!!
「ぃ……ッ……! ……にゃ……ぁぁああああい!!!」
自分で望んで言ったのに、何だか「酷い扱い」を受けた気分だ。
それからはひたすら甘噛みをされ、俺はハークの頭を抱え、手で髪の毛をグチャグチャにしてしまうくらい喘ぎ悶えた。
そしていつの間にか猫耳と尻尾が出ており、快感の波を逃がす様に震えていた。
この間、俺のペニスの竿の下にある二つの袋はキュンキュンと上がり、堰き止めている紐に抗議し続けている。
断続的な先走りは止まらず、ペニスを濡らし、流れた快感の"涎"はアナルもテラテラと濡らす。
「ハーク、ハーク……気持ちイイっ……乳首、がじっ……られる、と、……頭真っ白になりそぉ……っ」
俺は今の自分の状態を必死にハークに告げた。
ハークは俺が頭を強く抱えて、髪の毛をグシャグシャにしても両方の乳首を交互に齧ってくれてる。
「…………ハークぅ……イきたい……。イきたいにゃぁ……」
俺は半ば霞んだ意識のなか、無意識に自分の尻尾でペニスの裏筋を撫で、尾の先で先端の窪みを"くちゅくちゅ"と撫でていた。
するとそれに気が付いたハークは先走りに濡れた俺の猫の尾をペニスから離し舐め、頭を猫耳ごと撫でられた。
「―……シュン、お仕置きと特訓は終わりにしよう。辛かったよな?」
「……ん、ハーク……辛いよぉ。でも、俺……いけない事してたんでしょ? ごめんにゃさい……ハーク、ハーク……!」
何だか感極まって、よく分からないまま謝って対面のハークにぎゅっと抱き付く。
するとハークの肌が汗でしっとり……。
お、俺にここまでお仕置きと乳首特訓してくれたのか!?
「シュン、風呂場で仕上げをしてやろうな」
「……?」
……"仕上げ"?
俺はハークの言葉に意識が飛んだ瞬間、ハークは素早く俺を横抱きにして風呂場に向かった。
そして手早く着替えを用意し、更に風呂の床にバスタオルを数枚重ねてフワフワにした所に俺を仰向けに置いた。
「シュン、全部出そうな?」
「にゃ……にゃぁん!」
そう言ってハークはペニスの根元の紐を解いた。
俺のペニスは待ちに待った紐からの解放で、ぷるんぷるんと動き回ってり、ヒクヒクと先端の窪みから先走りをトプトプ垂らした。。
「ハークぅ……」
言いながら舌を出し、両手を広げたら、ハークの口角が少し上がった。
ちゃんと分かってくれたみたいで、俺の舌に舌を絡めて覆ってくれた。
「ん、んっ……ハーク、ハーク……」
「シュン……」
覆いかぶさられながら、舌を絡めてハークを求めた。
すると俺の猫の尾に、ハークの猫の尾が絡まってきた。
俺は嬉しさが増し、引き寄せる様に積極的に尾に絡みつき、ハークを引き寄せた。
そうすると今度は肌の触れる面積が広がり、俺のペニスがハークの肌に擦れ、アナルが疼いてきた。
俺はその疼きが我慢できず、身体をくねらせながらハークにお願いをした。
「ハーク、ナカ……ハークの指でナカも弄って欲しいみゃ……」
「ははっ……良いぜ? ここまで頑張ったご褒美だ、シュン」
言いながら膝裏を持って脚を開き、アナルを晒す。
垂れた先走りで濡れたアナルを早く弄って欲しくて、腰がクイクイと誘う動きをした。
普段は秘めている場所を見せて見られている事に俺のペニスがヒクヒク揺れ、先走りが窪みから盛大に溢れた。
抑圧していた紐からの解放もあり、"バカ"になっているのかもしれない……。
「俺が弄って、シュンを気持ち良くしてやろうな」
「うん、はーくぅ……ぁ、んンっ……にゃぁ……」
するとハークは指にボディソープを垂らし、その指で俺のアナルにクリクリと塗り……
―……ツププ……
「……にゃ、にゃぁっ……ああっ……」
侵入を始めた。
ハークの指が指先から根元まで抜き差しされる度に、"ぐちゅん、ぐぼ、ぐちゅん、ぐぷ"とした吸い付き空気を孕んで離れる水音がアナルから溢れる。
俺は指に翻弄されて涎を流しながら喘いだ。
自分の指より長く、奥を刺激されてそこから快感が身体に広がる。
暫く一本の指に翻弄されていたが、再びボディソープが垂れてきた。
そして……
「んぅ~~う~~っ」
……"くぷっ"と窄まりが新たな侵入物を許す。
これでハークの指が二本になった。
全然痛くない。自分では無理だったのに……。
「アナル……ハークに広げられたにゃ……」
何だか嬉しさが込み上げ、ハークに微笑むと口を塞がれて舌を絡められた。
そしてそれに追随する様に尾が絡まる。
クネクネと絡み合う尾に煽られる様に、ハークと俺の行為も深く、激しさを増してく。
口の端からどちらか分からない唾液を零し、俺の身体はハークのペニスからの先走りで更に濡れた。
俺は自分に掛かった先走りを指先に付け、赤くぷっくりしている乳首を抓み塗り捏ねた。
そして片手で乳首を交互に弄り、もう片方でペニスを扱き始めて……ほんの数回で、俺は果ててしまった。
―……びゅる……びゅー! びゅー! びゅー!! びゅぅうう!!!
「……ふにゃ……、ふ……ふにゃあぁあン!! みゃぁッ! イく……イく、イっちゃう……イっちゃうッ!」
俺はキスで舌を絡めながらハークにアナルを弄られ、自分でも乳首を弄りながら扱き始めたペニスの先端から白濁が飛ばした。
イきながらアナルでハークの指を"きゅぅきゅぅ"甘える様に締め、ペニスから快感の白濁が止まらない。
しかもその白濁はハークに全部掛かっている。
ハークの肌を俺の白濁が汚してく……。
「ハーク、ごめっ……きたな……ぃ……のに、気持ち良くて止まらにゃぃ……」
「シュン、汚くねーから。大丈夫だ」
ハーク優しい……。
安心感が生まれ、思わず顔が緩む……。
そしてハークは俺の頭を撫で、額にキスを落として微笑み、
「それに、"仕上げ"が残っているからな」
その言葉と同時にハークはペニスをまだ握っている俺の手を覆い、そのままイったばかりのなのに扱き始めた。
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