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第26話 御主人、腹、減ッタ。
「……ノル……、ハークの撫ではヤバかったにゃ……」
ノルとは俺がこの前買ったスライムだ。名前を付けたのだ。
そしてノルに話し掛けながら、ハークにされた事を思い出して俺は脳が爆発した。
意識を失うくらい、善がってしまった……。
俺はハークの部屋で意識を取り戻し、「次はちゃんと店で撫でるように!」と慌てて言ってアジアジに帰ってきたのだ。
ちなみに服は着せられ、洗浄もされていた……。
今はアジアジの自室でホワイトスライムのノルをムニムニしながら思い出しをしていたのだ。
「……それにしても、ノルは自由自在に変形するんだなぁ……粘土みたいだ」
それに気が付いた俺は、ノルの表層を伸ばしてハークの指二本分位の太さにしてみた。
「そうそう、この位の太さ…………」
そのまま自分の指で似た太さを再現してみると、まぁ……三本は必要になった。
正確には、三本は多いが二本では足りないのだ。
「…………」
俺は……想像してしまった……。
ノルのローションを使い、アナルに伸ばした表層をつけて押せば…………
―……ドンドンドン……!
「シュンー! ご飯、一緒に食べないー?」
「!!!」
その時、ドアを叩きながら俺をご飯に誘うルアの声に俺はびっくりして現実に戻った。
ノルを横に置いて慌ててドアの外に居るルアに「行くー!!」と返事をして部屋を出た。
あああああああ……!! お、俺はナニを考えていたんだッ!!!
変な汗を尻に感じながら、俺はルアに挨拶をして食事へ向かった。
―……そして、それは真夜中に起きた……。
「―……ぅ~~~~にゃぁ?」
何だ? 下半身がスース―する……。
寝ぼけながらも下半身に手をやると、シャツが捲り上げられて、下半身が丸裸だった。
しかもお尻を高く上げた四つん這い……?
「……?」
ぼーっとしながら不思議に思っていると、尻たぶが開かれ、何かがアナルに触れて何かを塗りながらヌチヌチ解してきた。
そして次はペニスの先端……皮から僅かに見える窪みを覆い、徐々に皮と先端の隙間から内部に侵入して剥き始めたのだ。
俺は一気に覚醒して、カーテン越しの月明かりがある薄闇の中で自分のペニスを確認すれば、それは何と……
「ノル!??」
そう……俺の飼っている、ホワイトスライムのノルだったのである!
衝撃に頭がパンクした俺を無視してノルの進撃は続く。
何と、アナルに表層を細い棒状にした一部を入れ、俺のペニスの先端の窪みを擦り出したのである!!
「にゃ?! にゃんでッ!?」
しかもスライムの体液はローション効果があり、どちらもスムーズに行われていく。
更に言うと、ノルは俺が作ったあの太さになり、アナルに挿し入れてきているのだ。
……み、妙な気遣いを感じる……。
そして、そんなノルに弄られた俺のペニスの先端は皮を剥かれ露出させられ、先走りを出し始めて……
―ぷちゅ、ぷちゅ……ぷちゅぷちゅ……
「にゃッ……ぁん! ぁン!」
窪みから湧き出た先走りを、ノルが取り込み始めたのだ……。
何でそんな……あ! もしかして……"食事"!?
ルアもスライムに精液をあげていたし、説明書にも……。
そして俺は突然思い至った答えに、一瞬自分の状況を忘れてた。
―ズ……ニュ、ニュ~~~……
「ひぅ!??」
の、伸びてきた!?!?
アナルの方が、伸びて奥に!!?
俺はアナルの内部にローションを分泌しながら広げ進むノルに愕然とした。
そしてノルは俺のある一点を突いてきた。
―コリッ!
「ふみゃぁ!?」
前立腺を強く押されて視界にスパークが起こり、一気に猫耳と尻尾が出た。
それと同時に先走りが飛び出て、ノルはそれを……直ぐに学習してしまった……。
「……にゃぁん……! ノルッ、そこ、コリコリって……やッ、めっ……めぇええっ……! ぁ、ァン! は、はぁ、はみゃうぅう~~~!!」
ノルは執拗に俺の前立腺を攻めながらローションをしみ出させて、アナル内部を擦る様に"ぐちゅぐちゅ"と粘性の音を出しながら行き来する。
そしてペニスの先端から出てくる俺の体液を震えながら取り込むのだ。
俺の体液……精液を喜んで摂取してくれるのは、複雑だが嬉しい……嬉しいのだが……
「ぺにしゅとあにゃるに、ぶるぶるって……しんどう……にゃ、にゃぁん! ぶるぶるしないッ……でぇっ……!! ぶるぶ……ぅにゃぁんッ! ノル、ノルッ……ぶるぶる……メッ! メッ……ぇえぇ……ッ」
全身を震わせながら食事をするノルは俺のペニス先端を覆い、窪みを強く擦り塞いでアナル内部の前立腺を突きながら行き来して、確実に喜びの振動を伝えてくる。
しかし、俺には純粋な喜びの振動が快感に……快感に変わってしまうんだよぉ!!
しかも、しかも、ノルを剥がそうとしても剥がれない! ガッツリ吸い付かれてるんだ!! うにゃぁ――!!!
そして俺のタマ袋が"きゅん"と上がり、奥から強い競り上がりが起き、俺は枕に額を強く押し付けて身体を痙攣させた。
「……ッ!? ……にゃぁあぁあン!! 出る! 出ちゃうみゃ……!! でッ……ぅ……にゃ、ぁあぁんッ!! あぁああッ!!!」
―びゅー! びゅー! びゅー!! びゅ、びゅ――!! びゅ――!!
俺のペニスの先端の窪みから大量に迸った白濁を、ノルは震えながら内部に取り込んでいる。
そして取り込んだ量に満足したのか、ノルは俺から離れ、再びいつのも丸い形になった。
俺はノルが去った事で食事が終わったのだと分かった……。もう、涙目である……。
そして、ノルが抜け出たアナルがハクハクと開いているのに衝撃を受けたが、ある事に気が付き……
―ツぷ……ぐりゅりゅ……!
「~~~~ッ!! ふみぃイぃぃ~~……!」
俺は仰向けになり、ノルが去ったアナルに指を無理矢理……三本……挿し入れた。
肉輪が広がる感覚が鈍い痛みと違和感を伝えてきたが、俺は下唇を噛んで何とか耐えた。
その際、"ぴゅく!"とペニスから残滓が飛び出した。
指を三本突っ込んだ状態で、息を整える。
……今まで、自分では一本だけだったのが、一気に三本……。
ノルの食事……という切っ掛けが無ければ、俺は多分こうしないだろう。
そしてアナルを広げている手を、もう片方の手で押し、指を奥へ進ませてみる。
「にゃ……は、は、はぁ……ン……ぅにゃぁ……」
ノルが行き来していたせいか、ローションの滑りがあり指が奥を広げる様に幾らか進む。
進めるが、自分の指では欲しい奥に届か無いのと、やはり怖い為に三本指は結局浅い位置を擦る。
「ふにゅぅ……は、ぁ、ぁ……ぅ、うみゃン! にゃ、にゃァ……あ、ぁッ!」
"ぐちゅぐちゅ"としたローションの名残から音が作られ、俺のペニスがその音に反応する様に吐き出しを終えて萎えていたものが再び伸びた。
確認すれば、先端から"トロトロ"と汁を零し、完全に立ち上がっている。
そして何とかアナルを弄ろうとするが、もどかしい位置から進まず身体を揺するだけで……
「ぁ、あ、あ……っ。ふにゅぅ~~……!」
……結局俺は片方の手でペニスを扱き、白濁を放出した。
そしてそこにノルが登場し、モソモソと俺の精液と周りを取り込み、俺の腹の上で"ぷるん"と揺れて僅かに弛緩した。
……もしかして、寝たのかもしれない……。
俺はノルの食事法は何だかマズイ気がしてきた……。
これは、定期的にちゃんと自分から精液をあげた方が良いんだ。
多分だけど、ノルは空腹であの行為に及んだんだ……うん。
……俺、飼い主なのにダメダメだ! ノル、ごめんな!
でも……これがピンクスライムだったら……お、おそろしい……。
ノルに塗られたローションは浄化作用が強いタイプだからまだ良いけど、ピンクは催淫効果がある。
「……ピンクは飼わないようにしよう。絶対、危険にゃ……!」
俺は半眼でそう決め、ノルごとそのまま布団を引き上げて籠る様に丸まり……とにかく眠りについた。
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ノル = 雲(ルーマニア語)
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