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第44話 ヴィンセントのお仕置きナイト

―……本当は、僕……シンの存在に気が付いてた……。 シュンとゲームをしながら、シンに見られて……僕……。 でも、あのゲームは手を抜いた訳じゃない。 ちゃんと真面目に勝負した結果、僕が負けた。 「……ヴィンセント……お仕置き受けるのに随分可愛い格好してんじゃねーか」 「ウン……」 そう。今の僕はシンのベッドの上に……オンナノコ物のスケスケなベビードール姿でいる。 前開きの透ける薄い布の中にシンの大きな手が滑り込んできて、僕の乳首をやわやわと揉んできた……。 それだけで僕の乳首はシンを求めて尖って主張を始め、小さいショーツからペニスが出て先走りが零れた。 シンはそうなると僕の乳首を強く捏ね回し始めて引っ張り、紅くなると齧りながら舐めまわす。 僕はシンのその癖が大好きで、僕達は相性が良い……と思う。 そして僕が鳴き疲れて身体が緩むと、シンは金属の棒を僕の蕩けた視界の中で揺らして…… ―つぷ……ちゅぷぷ……じゅぶ……ぶ…… 「ほら、ヴィンセント……お仕置き、開始だ」 「……ぶぅう!!?」 ローションでヌルヌルになった棒が、僕のおしっこ穴に入ってきた。 ゆっくりゆっくり挿されて、その身を僕のペニスに埋め隠されてくのを見ていると、いつもゾクゾクする……。 「この前より太いぞ?」 「んっ……!」 「どうだ、ヴィンセント?」 「ふぁ……ぁ……っ……きもち、ぃ、っ……好きっ、これ、スキっ!」 ―にちゅ……にちゅ…… 上下に動かされ、僕はシンに掴まりながら彼に拡張されていく感覚に耳まで震えた。 シンが棒……ブジーの出し入れを早めて、僕の追い込みを早速開始している。 僕はもう……涙目でシンの手で与えられる快感に翻弄されっぱなしだ。 あんなに可愛かったベビードールもいつの間にか脱がされて、ベッドに仰向けでだらしなく脚を開いてシンにペニスを弄られてる。 そして僕の中の昂ぶりが頂点に達しようとして、そうなった時に言うように指示されている言葉を口にした。 「シンっ、シン……シン……、好きっ! イきたいっ!」 「可愛いな、ヴィンセント……キたのか?」 「好き……なのっ……! 好き、好きっ! イかせてッ……シン、シン、大好きっ……」 「ああ……可愛いご褒美にイって良いぞ?」 そしてシンは僕のペニスからブジーを引き抜いた。 すると僕の身体はその刺激を受けて、白濁を奥底から…… 「ぶ……ぅうン!!」 ―びゅぅ! ……びゅー! びゅー!! びゅ――! シンの許しを受けて、僕は彼の腕の中で射精した。 ペニスから迸る白濁……パタパタとシーツにシミを作る。 そして吐き出しが終わり、やや落ち着いたペニス。 「ヴィンセント、気持ち良かったか?」 「うん……」 素直に答えた僕に、ヴィンセントはニコリと微笑み……イったばかりのペニスの根元をリボンで縛った。 そしてシンは再び僕のイったばかりで白濁で潤うペニスに…… 「ヴィンセント……お仕置き、って言ったよな?」 「ひ……!? ぃあッ!? ぁ……い、いたぃよぉ……!!?」 更に太い……今度は円柱に加工したニンジンスティックをペニスに挿し始めた。 ぐちゅぐちゅと派手な粘性の音をさせながら、僕のペニスがシンに犯されてる。 流石にピリリとした僅かな痛みがきたが、シンにされている事を思うと僕は勝手にそれが悦びに……快感になってしまう。 それにシンはちゃんと色々処理を施して、僕を悪いようにしないから大丈夫。 そしてシンはスティックの先端を僅かに出した状態で快感に蕩けた僕を、魔具の映写機で写すと満足そうに口元を緩めた。 僕はそんな彼を見て、悦びが増してイきたくなった。 「シン、大好きっ……。イかせてぇ……っ」 熱い息でそれを告げれば、シンは僕のペニスを舐めて歯でスティックを挟んでゆっくり引っ張り出し始めた。 ズルズルとシンにより抜けていく感覚に僕の腰が突き出すような動きをし始めた時、シンは僕を押さえて来た。 動けない事で益々増える快感物質に、僕は「シン好き、好きッ」とうわ言の様に繰り返した。 そしてあともう少しで抜ける……と思った時に、再び…… ―ずぶぶぶぶ~~~!!! 「~~~……!!!!」 一気に挿されて、ペニスをリボンで縛られているのも合わさり、僕はシンに快感の絶望に落とされた。 ペニスがヒクつき、僕は更に強い解放をシンに求めた。 「シンっ……大好き、大好きなのッ! イきたい……お仕置き……ごめんなさい……でも、もう、イきたい!! シン、シン、シン……」 するとシンはスルリとリボンを解き、 「俺がスティック食い終わるまで我慢な?」 そう言って僕が何度も頷くのを確認してから、ゆっくりとペニスからニンジンを引き抜きながら食べ始めた。 僕の体液を纏ったニンジンスティックをシンがゆっくりと……ゆっくりと咀嚼し、嚥下してく。 僕はその光景を見つめて胸をキュンキュンさせながら、最後の解放の時を待ちわびて……そして…… ―ちゅぽ……ガリリ…… 「ほら、ヴィンセント…………イけ! お仕置きは終わりだ」 最後の齧りをすると、シンは僕のペニスを強く誘導するように扱いてきて…… 「……ふ……ぁ……あああぁぁ……あああ……ぁぁああ!! シン……大好きぃぃいい……!!!」 ―びゅるる!! びゅ――! びゅ! びゅ! びゅるッ! びゅ――! びゅぅう―――…… 盛大な告白と射精……をする僕を、シンはいつも通り魔具の動画で撮って……最後に「俺もヴィンセントが好きだ」と言って額にキスをくれた。 僕はそれに安心して、シンに見守られながら彼のベッドで瞼を閉じた…………

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