90 / 175

残り火2nd stage 第4章:あいさつ5

***  さてさて濃ゆいRシーンが結構長く続き、この後に正常に普通の話に移行出来る自信がありません(え)  なのでイッセキ設けます。何故イッセキがカタカナなのか――分かった人にはもれなく、穂高の奥の手がどんなものだったのか教えてあげますよ。←ウソです(・∀・)  イッセキとは……イイ感じに展開される瀬木の話の略語です、(。・ω・)ノ '`ィ  ほんのり甘くて、適度に熱い行為に及んだふたり。その後のベッドでの会話を、セリフのみでお送りします。作者的には普通の会話を望んでいるのですが、それを邪魔してくれる誰かさんがいるので多分無理だと思われ――。  と、とにかく読者の皆様が楽しめる文章になればいいかと、若干諦めつつ展開していきます。  尚、残り火番外編の花火も絶賛掲載中。夏休み一緒に過ごせる最後の夏の夜を、ひたすらイチャコラしながらふたりが楽しんでおりますので、合わせてドゥゾ♪(っ'ω')っ))  瀬木 尚史 ***  ちゅっ (*  ̄)( ̄▽ ̄*)ゞへへ~♪ 「いきなりキスして、どうしたんだい?」 「あ、別に深い意味はなく……。したら喜ぶかなって」 「そりゃあ千秋からキスされて、嬉しくないはずがないけど、ね――」  ヾ(  -)*) ムリヤリチュッ♪ 「ん、っ……」 「これくらい濃厚な方が、もっと悦ぶよ」 「ぅ……分かってますけど。さっきからずっと過激なことが続きすぎて、お腹がいっぱいなんですよ。困ってしまうくらいに」 「ふっ、千秋の声、かなり掠れているね。あんなに喘ぎ啼いて、快感に身体をぶるぶる震わせる姿は、見ているだけで俺も感じてしまった」 「……それ、言わないでください」 「素直なことは、とてもいいのに。『ああ、もぅ……それ、すっごくイイっ、もっと強くし――』」 「キャハ━━━━(#゚ロ゚#)━━━━ッ!! それも言わないでくださいって!!」 「照れることはない、可愛かったよ千秋」  ココカイ?(((*´Д)ノ*ノ▽ノ)ア、ダメ・・・ 「ダメダメ! 待って、ちょっと話を聞いてくださいよ、穂高さんっ」 「何だい、せっかく盛り上りかけたのに」 「ひとりで盛り上っていただけですよっと。あの、お父さんのことを、もう少し詳しく教えてほしいなって」 「父さんのことを?」 「はい。スケールの大きい人だっていうのは分かったんですけど、もう少しだけ前情報がほしいです。それによって、穂高さんとのことをどうやって伝えようかなって、いろいろ考えたいですし」 「そうだな。千秋がストレートに『穂高さんを俺にください』って言ったら、もれなく『だったら、私もついでに貰ってはくれないだろうか』とお願いしそうなイタリア人と言っておこうか」  エ━━━(;゚д゚)━━━・・ 「しかも、ウインクしながら言い放つような気がする。アメリカンジョークならぬ、イタリアンジョークかもね」 「……穂高さん、俺が困り果てるのを見るために、話を盛っているでしょ?」 「まさか、そんなことをするワケないだろ。千秋のために真剣に考えて、導き出した答えを俺は口にしているだけだよ」 「ホントかな……?」 「信じてくれ。きっと父さんは千秋を見たら、いきなり抱きついてくると思うんだ。あまりの可愛さに、ね」 「はぁ、抱きつかれても困るんですけど」 「それは、大目に見てやってほしい。俺もいきなり抱きしめられて困ってしまったんだが、あっちではそれが当たり前なんだよ」 「そうですか。それは仕方ないですね」 「ん……それでね、千秋をぎゅっと抱きしめてから、じいっと顔を見つめるだろ。父さんの視線に困惑した千秋が頬を染めながら、潤んだ瞳を俯かせたのを見て、間違いなくどぎまぎすると思うんだ」 「それって、穂高さんのことじゃ――」 「俺たちは親子なんだ、きっと感性だって似ているだろう。なので千秋に対して、ドキドキするに決まってる!」 「いやいや、親子でも所詮他人じゃ……」 「海風に黒髪がふわりとなびいて、エキゾチックな雰囲気を漂わせた千秋に父さんは堪らなくなり、その場に押し倒して、シャツのボタンを一気に引き千切ってしまうだろう」 「それ……いつもの穂高さんのことじゃ――というか、いきなりお父さんを自分と同じ道に引き込むなんて、正直ありえない――o( ̄ー ̄;)ゞううむ」 「勿論、千秋は全力で抵抗するんだ。『止めてください、お父さんっ。俺には穂高さんが』とか何とか一生懸命に叫ぶんだが、抵抗されると燃えてしまうのが男というものでね」 「ゴーゴーと燃えられても、きゅんきゅん萌えられても、大変困るんですけど。しかも腕を組んで楽しげに語る穂高さんが、俺としては信じられません」 「抵抗する千秋を難なく抑え込み、くちびるを奪う父さん。頭の芯が痺れるようなキスに、思わず甘い声が出てしまう、かも?」 「穂高さんはお父さんと、濃厚なキスをしたことでもあるんですか? 生々しい表現に、悪寒が走りましたよ」 「そんなの、するはずがないだろう。親子なんだから」 「そのクセ、父親に恋人を襲わせるシチュエーションを考えるとか、どこかの安っぽいAVみたい……」 「すべては、千秋が可愛すぎるのがいけないんだ。それでね、くちびるを奪った後、他の部位を責めようと身体を舐めるように見渡して、ふと気がつくんだ」 「必死になって話を逸らしてみたのに、勝手に話が続いているし」 「肩口についてる痣を見て、何だコレと訊ねる。それに対し千秋が『これは穂高さんが付けた痕なんです。他にも見えない部分にしっかり付けられていて、心も体も全部、彼のものなんです』って答えるんだ。中の方は血が滴ってしまうくらい、しっかりとしたものが付けられているしね、ふっ」 「……血なんて出ちゃいないのに、妄想が暴走するとここまで酷いものになってしまうとか、泣きたくなっちゃう」 「『だったら私が、新たに痕を付けてあげよう』と言いながら、父さんの手が千秋の大事な部分に伸ばされる前に、俺が登場して助けに入るんだよ」 「お父さんをお迎えするのに、ひとりでどこに行ってたんですか。まったく」 「多分、パーティの準備のため、漁協に行っていたに違いない」 「( ̄~ ̄;) ウーン」 「涙目になりガタガタ体を震わせている千秋を見て、『何をしているんですか、父さん』ってダダッと駆け寄り、ライダーキックをお見舞いしてしまうんだ」  ヽ(#゚Д゚)ノ┌┛Σ(ノ´ェ`)ノ 「ライダーキックって、一体……」 「それとも、殴った方がカッコイイだろうか? どっちがいい?」  らいだぁぁぁぁ ぱぁんち! o(0\0)==○)゚O゚)/☆ヒーッ 「……時と場合により、暴力反対です」 「襲われそうになったというのに、相変わらず優しいね千秋」 「穂高さんの妄想に付き合ってる、俺の身にもなって下さい」 「とにもかくにも、俺からの制裁で目が覚めた父さんは、頭を下げて許しを請うんだ、必死になって」  <( ̄∇ ̄)ゞゴメリンコ~♪ ( ̄ー ̄(。-_-。 )ゝ 「どことなく、必死な感じが伝わってこないけど……」 「そうそう。その様子に俺が怒りかけたら君が『許してあげて、俺の可愛さがいけないんだ』とか何とか言って、ぎゅっと体に抱きついてくれるんだよ」 「絶対そんなことを言わない。穂高さんの中の俺って、かなり捻じ曲げられている気がする」 「俺たちのラブラブぶりに、父さんは諦めてくれましたとさ、めでたしめでたし」 「確かに、めでたしですね、はい……」 「父さんのことを分かりやすく説明してみたんだが、どうだった?」 「よぉく分かりましたよ。穂高さんフィルターにかけられると、人格がかなぁり捻じ曲げられて、180度アッチの方にいってしまうことがね」 「アッチって、どっちだい?」 「あらぬ方向ってことですよ。ニヤニヤしながら、突っ込んでこないで下さい」 「突っ込まれたいクセに」 「もういい加減にしてくださいって。穂高さんは休まなきゃ。今夜だって仕事があるんでしょ?」 「言ってなかったっけ? 今夜は仕事、お休みなんだよ。船長が風邪気味でね」  )))))))))))( ̄ー ̄;)/ギク! 「だから今日は思う存分に千秋を食べてあげようと、興奮するように話を作ってみたんだが、どうだった?」 「やっぱりウソだったんだ……。真面目に話を聞いた俺がバカだった」 「襲われてる千秋を考えただけで、もう、ね――」 「分かった、分かりましたから、まったく……。ゴシゴシ擦りつけて、アピールしなくてもいいですってば」 「たくさん気持ちよくしてあげるから、流されてほしいな」 「抵抗する気力すらないっていうのに、どうしてくれよぅ。って困ってる傍から、耳を食べないで下さい、っ……んぁっ!」  (* ^)3<―_‐;)ホント、ドウシテクレヨウ  かくて穂高の作戦により、めでたく食べられてしまった千秋。この日は動けなくなるまで、頑張ったのでした。  (/´-(~。~*)/ぎゅ~♪  やっと本編に戻ります(やっとだな、イッセキお付き合いくださりありがとでした)  穂高パパが、フェリーで来航するところから始まります。さてさて千秋はきちんと、挨拶が出来るのでしょうか。もしかして穂高の妄想のごとく、押し倒されるのかもしれませんよ?

書籍の購入

ともだちにシェアしよう!