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二十三話『威嚇する』

「恋ちゃんの愛玩シリーズ良いよなぁ。あ、下はどうする?」 「何でお前ハーフパンツじゃないの?」 愛玩シリーズでは、ブルマに穴をあけていたのだが朝比奈のジャージでは切り取っても雰囲気が出ない。 せめてハーフパンツか短パンで有れば形だけでも似たようなシチュエーションが楽しめたのだが。残念だ。 「キチガイどもめ。」 「お前さぁ、本当ぶれねぇな。」 「自分が何をしているか理解してるのか?」 「理解できてねぇのは朝比奈だろ。何されるか分かって口きいてんの?状況分かってる? 自分の立場理解できてる?」 挑発する松尾に声を押し殺し威嚇する。 「理解できているからお前たちの性癖と異常な思考回路に驚いているんだろうが。 今すぐ死んでほしい位だ。いや害虫なのだから死ぬべきだ。」 理解できていても、自らの態度は改めようとはしないらしい。 「直ぐに、死んじゃうって言わせてやるよ。半田、手じゃなくて上半身抑えといて。」 「OKOK。」 半田が机に磔にしていた両手を解放すれば、朝比奈がばね仕掛けの人形のように体を起こす。 上半身を起こし背後の半田に肘鉄を食らわせようと構えた所で抱きこまれ羽交い絞めにされる。 数秒の差で朝比奈がまけた。 「残念でしたっ。」 「お~半田良い感じ。そんまま、押さえとけよ。チンコ弄りまわされるところ良く見てろよ朝比奈。 約束通り死にそうになるくれぇよがらせてやっからな。」 「つか、死んじゃうはねぇだろ。松尾君のおチンポ大好きぃ、酷いこと言って御免なさい。お詫びに処女マンコで気持ち良くするね。 くれぇにしようぜ。勿論ハートつきな。」 交互に耳を疑うような卑猥な言葉を浴びせられ、朝比奈が唖然とする。 だいたい、おマンコとか言われても理解出来ないと思う。 「いやまて、目標は赤ちゃん出来ちゃうーか?朝比奈だしなぁ。妊娠しちゃうの方が良いかな。」 「じゃぁ俺は中だし大好きもっとおマンコ激しくしてだな。」 錦 恋のアダルトDVDの見過ぎだな。 朝比奈がそんなセリフ吐くものかと相川は呆れる。 興奮しすぎだ。 「気色が悪い妄想はよせ。誰が言うかそんなセリフ。やはりお前たちは二匹とも死ね。」 「ジャージの下が長いなら脱がすしかねぇよな。」 「おい待て人の話を聞け…――っ」 松尾が朝比奈の左膝裏を掴み押し上げジャージのパンツへ手を伸ばすが、右足が手を跳ね除ける様に暴れる。 「あっぶねぇ。手首折れるだろうが。」 顔面目がけ跳ね上がる右足を掴みあげ脇下に挟む。 バタつく足を抑えたまま、ツンと立ち上がる胸の先端を摘まみあげた。 「ンっ」 予期していない場所への刺激に意識をそがれ抵抗に緩みが生じる。 その隙を逃さず松尾の手はジャージのウエスト部分を掴み勢い良く引きずり下ろし床に放った。

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