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二十九話『怒りが再燃する』

「馬鹿め。知能指数と脳の重さは無関係だ。神経細胞つまりはニューロンとシナプスの」 「はいはい。人間の雄を証明するために取り敢えずセックスしような。 ちゃんと人間の雄って教えてやるからな。なんなら、俺のチンポ触ってみるか?」 「貴様、最低最悪の屑だな!」 一度は抵抗を止め萎れてしまったかのように見えた朝比奈だが、 半田が嫌らしいセリフで彼を揶揄う所為で抑え込まれていた怒りが再燃する。 「お礼ならあとでたっぷり聞くよ。まずは最後までしような。松尾のお陰で左手が自由になったぜ。」 「女一人男二人なら、三人で楽しまねぇとな。」 半田が朝比奈の左手を解放したことにより、自由になった手で抱き込んだ体を弄る。 朝比奈の腹を撫で、胸元へ掌を這わせ淡い色をした胸の尖りを無骨な指先がかすめた。 「っ…気安く触るな変態気持ちが悪い。虫唾が走る。生きていることを謝罪して今すぐ死ね汚物。」 「朝比奈、女一人と男二人でどうなると思う?」 指先が小さな突起に触れる度に朝比奈の体は電流が走る様にはねる。 「っいッ」 人差し指と親指で挟んだ乳首をくいくいと引っ張る。 淡い色をした突起が赤く充血していた。 「3Pだろ。」 半田が笑うと松尾が一言「嬲るだろ?」と加えた。

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