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三十二話『雌』
「…なぁ、こいつ天然なの?」
「馬鹿にするな。お前達二匹の脳化指数を計算するから待っていろ。虫は虫に変わりないから合算しても知能は知れているがなっ」
松尾が溜息をついて、朝比奈の大腿付け根の内側。下着の裾に指を差し入れる。
「――何処触ってんだっ…おい、気が狂ったのか…っ直にっ触れるなんて…」
裾の内側に滑り込ませた指で、濡れた肌をなぞる。
「っァっアッひっぃ」
「ぬちぬち言ってるの聞こえる?エロい音出てるだろ?袋がぬるぬるしてっぞ。マン汁クリチンポから垂らして尻まで濡らしてやがる。」
「――うぁ…っ…さっ、最低だなっ…」
「びしょ濡れじぇねぇか。お前のチンポが雌のチンポになってるって事だよ。おらっ、クリトリス弄られるの気持ち良いかよ。」
下着の上から半田が性器を握り、松尾が布の内側にもう一本指をすべり込ませる。
下着の中で指が蠢く度、水音が足の間から響く。
「あっ嫌だっそこ、触るな」
「はは、下着の上からでも勃ってんの分かるぞ。女の癖にこんなに盛り上げてら。」
「あっア…ン、触るな、ヤダいやァ…」
「女のクリにしてはでかいな。」「デカクリってやつ?朝比奈お前さぁ、『お嬢様』の癖にエロいんだ。男のチンポみてぇじゃねぇか。」 「女の癖にチンポみたいなクリトリスしやがって恥ずかしくねぇのお前?あ?」
「訳が分からないっ。変な所触るなっ…あぁ…いやぁ」
「変な所って何処よ。教えてくれよ。」
「だよなぁ、お前の言う様に俺ら馬鹿だからさぁ。ちゃーんと教えてくれねぇと分かんないんだわ。」
人差し指と中指で濡れた双球を撫で、さらに広範囲を濡らすように後孔に続く会陰を撫で擦る。
胸を反らし、歯を食いしばっても喘ぎ声が漏れる。
「あっ、やっっ…せ、性器、触るの、も、止めて、くれ…っ」
「性器?気取った言い方してんじゃねぇぞ雌が。」
「ペニス、…離して、」
「何がペニスだよ。さっき教えたろ?ここは何だよ。」
「…っ俺は、雌じゃない」
「雌だろ、雌にしてやるよ。お前のここはペニスじゃねぇよ。クリトリスだろ?違うならそうなるまで調教してやんよ。」
「やっぁあああ」
下着の裾に手首まで入れて、強く、握りこみ上下に扱く。
ぐちゅぐちゅと粘液が粟たつ音がスピードを上げる。
半田が下着のウエスト部分を僅かにずり下した。
性器全体を手で包み込んだ松尾の指先が覗く。
眩暈がするほど卑猥な様に相川の下半身が重たくなる。
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