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三十三話『加虐的な笑顔』
「駄目駄目っ駄目ぇぇあぁっいや手っ放せ放せはぁっあっ、放して…っ」
「何処からだよ?あん?」
「…はっはっゥ…ふぅ…性…器っ触らないで」
「違うだろ、お前わざとかよ?本当はしてほしいんだろ? エロいことされて苛められてよがりてぇんだろうがよ。クリトリスパンパンに腫らしやがってっ。 さぞかしチンポ好きなケツマンコをお持ちなんだろうなぁ。」
半田が朝比奈の耳元で「何処が嫌かもう一度言ってみ?」と囁く。
濡れた瞳が縋る様に宙を彷徨い、松尾の手元を見る。
半田が言葉を続ける。「な?ちょっとエッチな言葉言うだけで良いんだよ。」
誘惑者の声音で、ゆっくりと。 「何を止めて欲しいか言うだけで良いんだよ。な?簡単な事だろ?クリトリス苛めないでって。言うだけで良いんだ」 噛んで含めるように囁く。
「く、クリトリス…もう、虐めないで…っ…」
半田と松尾の目が異様にぎらついている。 ご馳走を目の前に涎をたらす肉食獣のように、攻撃的な輝きを宿している。
松尾が加虐的な笑顔を見せた。
「ん?クリにしたらさぁ、デカいよな。肥大したクリトリスだろ?男のおチンポ見たいに、 はしたない大きなクリトリスで御免なさい。って言え。」
「おかしいっ、変だっ。俺は男なんだから、女性器と造りが違うのは当たり前じゃないか。 は、はしたない事、してるのは、松尾じゃないかっ、俺は嫌だって言ってるのにっ調子に乗るなよ蠅どもめっ」
「何だお前、白けさすなよ。止めてほしいんじゃねぇのかよ。」
尿道口に爪先を食い込ませ、溢れた蜜を塗り込むように執拗な愛撫を繰り返す。
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