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三十四話『懇願する』
「くちゅくちゅされるの好き?もう破裂しそうなほどパンパンだぞ朝比奈。」
「止めて…出っる、出るから…」
粗相に慌てる子供のような必死さで、朝比奈が懇願する。
「朝比奈ぁ、素直に言った方が良いぜ?ほらほら早くしねぇと。みんなの前で、お漏らしさせちゃうぞ。」
「は、はしたない…」
そこまで言い、唇を閉ざすが、ぬるついた性器を撫であげられ朝比奈が焦ったように口を開く。
「大きなクリトリスで、…あっぅ」
松尾の手が少しだけ緩やかになり、朝比奈の顔に僅かな安堵が滲む。
半田が朝比奈に頬ずりをする。「続けて」
「大き…っな、ク…ト…っ――スで、―――…うぅ、俺は、悪くないっ。」
忌々しそうにそれでもどこか弱気に声を絞り出す。
「分かった分かった。じゃぁ、悪いのは俺たちな?クリトリスをどうしてほしいの?」
「く、クリトリス、虐めるの、止めて―――もう…酷い事、しないでほしい…」
――ごちそうさま。
半田のセリフに被せ相川も同じ言葉を脳内で繰り返す。
「あっ、嘘つき、止めてっ」
射精を促すその動きに、朝比奈の唇から一筋の唾液が零れ落ちた。
「お前のクリトリスは、厭らしいことされるの好きだってよ。直ぐに尻もドスケベマンコにしてやるからよ。」
「あっあっ、駄目、射精っする」
「イクって言えよ。出ちゃうことをな、イクって言うんだよ。」
激しい呼気と、粘り気のある水音。
ひりつくような熱さと湿り気の有る劣情が三人を取り巻いていた。
松尾も半田も言葉なく、ただ喘ぐ朝比奈をつぶさに見ていた。
滑り光る性器は赤く色付き、射精に向け指の中で跳ねている。
裏筋から亀頭にかけ親指で撫であげ、とろとろと次々に水滴をおとす小さな穴を叩く。
叩き、撫で、引っ掻いた。
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