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第3話 飲み会編1

今日はいつもみたいに疲れているけど、隼さんと飲み会に行ける。 しかも二人きりで…お店とかで押し倒してくれないかな。そんな妄想を会社でするなんてバカみたいだ。だって分かりきっている。 隼さんは、ノーマルだと思うし、俺はただの一人の部下に過ぎない。 でもそれでもいい。少しでもデートのような気分が味わえるなら。 そろそろ来るかな。隼さん。 「翼ー。終わったか?」 「終わりましたよ。」(飲み会なんてなんて美味しいシチュエーションなんだ。) 「じゃあ行くか?」 「ちょっと待っててください。用意してませんでした。」 あー。翼が好きすぎて辛い。 今すぐにでも押し倒してしまいそうなくらい自分のものにしてしまいたい。 今日の飲み会で…なんて俺は何考えてるんだ。翼を見ると自分がどうしようもなくなって、ドキドキして、おかしいと思われるけどお前が好きなんだ。 「すいません。」 「じゃあ、気を取り直して行くか?」 「はい。」 「翼って悩み事あるのか?」 「そりゃああります。俺好きな人いるんですけど、なかなか伝えられないんです。どうすればいいと思いますか?」 「簡単なアドバイスならできるが…思いきって伝えればいいんじゃないか?」 「本当に簡単なアドバイスですね。隼さんらしい。」 「ちなみに、俺が女だったら絶対好きになるタイプだよ。翼はいつも頑張ってるしな。」 「そういってくれると嬉しいです。俺告白してみます。」

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