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第9話
「あぁぁぁぁぁぁぁっ」
思いっきり声を上げてしまう。突き上げられた父さんのソレは、おれの中を引き裂くこともなく、一気に入ってきた。
「っ…ぁあ」
入った、けど苦しくて。これが、父さんなんだと認識せざるおえない。
「キッツ…」
「ひゃっ!」
父さんが体制を整えようと動くと、中のソレも動いて、悲鳴をあげる。
動かないで、まだ慣れてないから…っ。そう訴えると父さんは頷いてくれた。
「まだ動かない…あ、いや、無理だ」
無理かよ。
動こうとする父さんを静止する。
「まって、やだ!うご、かないでぇ…」
涙目で訴えると、父さんがピタリと止まった。
「その顔…誘ってる?」
さそってる?
なんでだよ?!慣れてないから動かないでって言ってるだけなのに!
「やだ…やだやだぁっ」
大人しく待っていた父さんがゆっくり腰を引こうとしている。
慣れてない孔は引き抜かれると、ひくつく。
「ごめん、譲。後で罵っても殴ってもなんでもしていいから」
「まっ…あああっ」
引き抜かれ、一気に押し付けられた。
「ああっ、んぅっ…ふぁぁっ……やぁっ」
足を抱えられがんがんと突かれる。
おかしくなりそうで必死にベッドのシーツを掴んで耐えた。
途端、ぞくりと背中を這い上がる快楽。それ、なに?なにしたの?
「と、さんっ…やぁぁっ、そこ、やらぁっ……あんっ」
嫌がってるのは、気持ちよすぎるから。
それを分かっているのか父さんはより腰を強く押し付けてくる。
気持ちいい一点を付かれて上にずりあがる。
「あっあっあんっ…や、だめっ、強…すぎるっ」
耐えれなそうな快楽から逃げたくて父さんの胸板を押す。が、まったく動きを緩めてくれない。ってか気配もない。
「はぁあっ……んっ、あ、とう…さっ…」
「っ」
本当に気が狂いそうで。
奥の、感じる所を擦られる度躰が大きく跳ねる。
「だ、めっ」
「朔 だ、朔って呼べ」
名前を呼べと言われ、考えることも放棄した頭は素直に答える。
「こ、う…あっ、やら、こう…!」
呼ぶとおれの中のソレがぐっと大きくなった。
もともと大きかったソレが、更に膨らんだせいで、おれの声も大きくなる。
「あ、あぅっ…んっ、こう…ふぁっ」
おれが名前を呼ぶと父さんも嬉しそうにする。
「な、まえ…やぁ、名前、よんでっ…おれの」
そうすると、おれも名前を呼んで欲しくなって懇願する。
「譲、ゆずる…」
「あっ、もうっ…イっちゃっ」
強くもっと強くと父さんが腰を振る。そのせいで奥まで届いてきて。逃げられるはずも無く、ただただ喘ぐ。
「イっていい、譲」
「はっ、ひゃう…あああっ!」
ラストスパートなのか、動きが早くなる。
もう耐えきれなくなって、父さんにしがみつくとより律動が腰に来る。
「あっ、あっ…あああああっ!」
「んっ」
おれが大きく喘いで、父さんが小さく呻く。すると、おれのから、ダラダラと白い液体がでてくる。
イッた。
初めてで、後ろで。
慣れてないはずなのに。
それだけ、気持ちよかったから?
「1度で終わると思うなよ?」
耳元にまた囁かれる。今日で何回耳を犯されたのだろう。
「んぁぁぁあっ!」
イッたばかりだと言うのに、父さんはスグに動き出す。
「や、だめっ…朔!」
突き上げられ、攻められ、犯されて身体中が敏感に反応する。
「も、あっ…あああーっ」
「譲、ゆずる…可愛い…」
そうしてその日おれは失神するまで、父さんに貪り続けられた。
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