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2.天使と呼ばれまして
僕は彼に運ばれ、今度は広間ではなくホテルのような部屋に連れて行かれた。
「天使さまとは知らず大変失礼しました。もしかして後ろも使われたことはないのでしょうか?」
「う、後ろって?」
彼はスムーズに僕をベッドに押し倒し、優しく不穏なことを言う。
「ここ、ですよ」
しかも尻を撫でられた。僕はびっくりして腰を上げた。
「な、ななな……あ、あるわけな……」
「それはよかったです。では天使さまの処女は僭越ながら私がいただきましょう。大丈夫、すぐに感じられるようになりますから」
不穏どころの話ではない。僕は逃げようとしたが見た目に反してがっしりとした腕に阻まれ、あれよあれよという間に衣裳を脱がされて自身を掴まれてしまった。
「ああっ!?」
「ああなんて綺麗なピンク色をしているのでしょう。自慰もろくにされていないのですね」
そう言いながら彼は大胆に手を動かし、あまり自分でも触ったことのない自身をびくびくと感じさせた。
「あっ、あっ、もう出るっ、出ちゃうからぁっ!」
「よろしいのですよ。いっぱい感じてください」
そう言って彼はなんと僕自身をぱくりと咥えてしまった。驚いた僕は何度か口でしごかれただけであっけなくイッてしまった。
「はぁ、はぁ、はぁ……」
驚くべきことに、彼はなんと僕が吐き出したものをごくごくとおいしそうに飲んだのである。とてもまずいと聞いているのに……。
うええ……と思っていると、「ああ、天使さまの蜜はやはりとても甘い。いくらでも飲ませていただきたいぐらいです」彼は呟くように言い、僕自身の入口をくじるようにして更に舐めた。
「やっ、やぁっ、きつっ、きついぃ……」
イッたばかりの敏感な場所を舌でぐりぐりといじられて、僕は首を振って涙を浮かべた。
「いずれ癖になりますから……いっぱい舐めさせてくださいね」
おかしい。絶対この世界おかしい。もちろん彼だけが変なのかもしれないけれど。ぐったりとしていたら、今度は開かせられた足の奥を指でまさぐられどうしたらいいかわからなくなった。
「少々お待ちを……」
そう言いながら彼は僕の尻の穴をくにくにと指先で揉み始めた。
「やっ、やめっ……」
逃げようにもどうしても逃げられない。何故なら彼の片方の手は僕自身を未だ握っているからだった。
「柔らかくなりましたね」
くにくにくにくにと穴を揉み続けられるとなんだかへんな気分になってきた。やっと身体の力が抜けたのか、いきなり彼の指先が穴の中に入ってきた。
「!?」
「……浄化」
彼がそのままなにやら唱えると、身体の奥がなんだか軽くなったような気がした。
「老廃物は消去しました。さあ、安心して私を受け入れてください」
更に彼はとんでもないことを言う。僕が呆気に取られている間に彼自身に何やら潤滑油のようなものを塗りたくり、穴から指を抜くと、そこにずんっ……! といきなり彼自身を突き入れた。
「あああああっっ!?」
あまりの衝撃に僕は背をそらして叫んだ。
「さすが、処女……きつい、ですね……」
彼はそう言いながらすぐに腰を回しはじめ、動きが少しスムーズになったかと思うと容赦なく腰を使い始めた。
「あっ、あっ、あんっ、あんっ!」
なんということだろう。僕は今まで尻の穴に何かを入れたことなんてなかったのに、あんなにも大きい彼自身を受け入れてしかも気持ちよくなってしまっている。
「な、なんで、なんでぇっ……!?」
彼自身で中をずんずんと突かれるだけで自身が嬉しそうに立ち上がっていくのを感じた。
「気持ちいいのですね? いっぱいしてあげますから沢山感じてくださいっ」
彼は嬉しそうに言いながら更に大胆に腰を使った。ずんずん突き入れながら腰を回したり、ぎりぎりまで抜いたかと思うとそこから一気にずんっ! と突き入れてきたりする。一度抜いて僕をひっくり返したかと思うと、後ろから僕の中を指でぐちゃぐちゃにいじったり、また彼自身を突き入れて僕をめちゃくちゃに感じさせた。
「ひぃいいいんっっ! もうだめっ、だめえええええ……」
尻がもうぐずぐずに溶けてしまいそうだ。僕自身は尻だけで何度もイき、もうとろとろと精液を垂れ流すことしかできない。ただでさえ冴えない顔が涙と涎でとんでもないことになっているだろうことは想像がついた。なのに彼は構わずずっこんばっこんと僕の尻を彼自身で犯しまくり、後ろから僕の乳首を摘まんだり引っ張ったりとありとあらゆることをして僕をイかせまくった。
「も、もうだめぇええええ……」
さすがに尻の穴がじんじんしてきた頃、やっと僕の意識は落ちた。
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