106 / 1273
第106話
ふと目を開けると整った顔が目に飛び込んできた。
…っ!?
長岡に抱き締められている。
更に自分から抱き着いている体制に身じろぐ。
な、なんで…っ
「ん"ー…。
まだ早い。
もう少し寝ろ。」
きつく抱きしめられて視界には長岡しか映らなくなってしまった。
なんでこの体制なのか思い出せそうで思い出せない。
ポンポンと子供をあやす様にされると段々と眠気が襲ってくる。
胸いっぱいの長岡のにおいに抱きしめられ、その心地好さに目蓋が閉じていく。
ともだちにシェアしよう!