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第106話

ふと目を開けると整った顔が目に飛び込んできた。 …っ!? 長岡に抱き締められている。 更に自分から抱き着いている体制に身じろぐ。 な、なんで…っ 「ん"ー…。 まだ早い。 もう少し寝ろ。」 きつく抱きしめられて視界には長岡しか映らなくなってしまった。 なんでこの体制なのか思い出せそうで思い出せない。 ポンポンと子供をあやす様にされると段々と眠気が襲ってくる。 胸いっぱいの長岡のにおいに抱きしめられ、その心地好さに目蓋が閉じていく。

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